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玄海原発3、4号「合格」 審査書案を規制委が了承

  • 2016年11月10日
  • 09:20
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 原子力規制委員会は9日、定例会合を開き、九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)が新規制基準を満たしているとする「審査書案」を了承した。事実上の合格で、九電川内1、2号機(鹿児島県)などに続き6例目。実際の再稼働は2017年度以降になるとみられる。

 玄海3号機はプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル発電を行う。新基準下で再稼働した原発でのプルサーマル実施は、関西電力高浜3、4号機、四国電力伊方3号機(愛媛県)に続いて4基目。

 規制委は今後、一般からの意見公募を経て来年1月ごろに審査書を正式決定。その後も設備の詳細設計をまとめた工事計画の認可や、現地での使用前検査などの手続きのほか、地元の同意を得る必要がある。

 九電は13年7月、玄海3、4号機の審査を規制委に申請。当初、事故時の対応拠点となる「緊急時対策所」について、新設する免震重要棟の中に設置するとしていたが、現状では玄海3、4号機で想定する地震の揺れに対応できる免震装置がないなどとして計画を撤回。耐震構造の「緊急時対策棟」を建設するとした。

 規制委の田中俊一委員長は9日の記者会見で、審査について「申請から3年以上たったが、大きな問題はなかった」と述べた。また「九電の判断で川内原発の審査が先行した」と指摘。使用済み核燃料プールの容量に余裕が乏しいため、金属容器で保管する乾式貯蔵の導入を求めた。

 玄海原発を巡っては、東京電力福島第1原発事故後の11年7月、再稼働に理解を求めて政府が主催した県民向けの説明番組に、賛成意見のメールを送るよう、九電社員が子会社社員らに指示した「やらせメール問題」が発覚した。


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