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乳幼児に被ばく防ぐヨウ素剤ゼリー 原発5キロ圏11月下旬から配布

  • 2016年11月1日
  • 10:41
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3歳未満の乳幼児が服用できるゼリー状の安定ヨウ素剤
3歳未満の乳幼児が服用できるゼリー状の安定ヨウ素剤

 原発事故時に甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤について、福井県は本年度、3歳未満の乳幼児が服用できるゼリー状の薬剤を配備する。原発から30キロ圏に入る県内12市町の乳幼児約1万400人分を確保。市町と協力し5キロ圏には11月下旬から事前配布を始め、30キロ圏は備蓄して避難時に配る。

 県の本年度9月補正予算に国の交付金772万5千円を計上した。

 安定ヨウ素剤は5キロ圏の3歳以上に錠剤を事前配布したり、30キロ圏住民向けに備蓄したりしているが、乳幼児向けの薬剤はなかった。これまでの方法だと事故が起きた場合、薬剤師が粉末剤をシロップに溶かして服用させる必要があり、迅速な対応が課題となっていた。

 開発された薬剤は、新生児用と3歳未満の2種類。ゼリー状にすることで乳幼児が直接服用できるようになった。県によると、4月時点で5キロ圏の乳幼児は敦賀、小浜、美浜、おおい、高浜の5市町で269人。30キロ圏は福井市、鯖江市なども含め12市町の1万184人。

 5キロ圏は県、市町が共催で11月下旬以降、事前配布する説明会を開催。3歳以上でまだ配布していない残り2割の住民と一緒に、乳幼児分も配る。30キロ圏は各市町が備蓄場所としている役場庁舎や学校、公民館に保管する。乳幼児用の薬剤の更新期間は、3歳以上の錠剤と同じ3年。

 県地域医療課は「国に対し、乳幼児に事前配布できる薬剤を開発する必要があると再三要望してきた。今後は万一の事故時に、保護者と一緒なタイミングで薬剤を飲んでもらうことができるようになる」と話している。


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