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もんじゅ代替議論、国に疑問呈す 今後の活用法不明確と福井県副知事 

  • 2016年10月29日
  • 10:04
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高速炉開発会議の第2回会合の内容について、藤田副知事(左)に報告する文部科学省の板倉審議官=28日、福井県庁
高速炉開発会議の第2回会合の内容について、藤田副知事(左)に報告する文部科学省の板倉審議官=28日、福井県庁

 文部科学省の板倉周一郎大臣官房審議官が28日、福井県庁と福井県敦賀市役所を訪れ、政府が廃炉を前提に抜本的に見直す高速増殖炉もんじゅ(敦賀市)の代替案を議論する「高速炉開発会議」の第2回会合の協議結果を報告した。藤田穣福井県副知事は、もんじゅの今後の扱いや成果の活用法が明確になっていないと疑問を呈した上で、「どういう方針で地元と向き合うのか、国全体で考えてほしい」と述べ、地元協議を重視するよう求めた。


 板倉審議官は、27日の第2回会合で、もんじゅのこれまでの知見蓄積や、高速炉開発でもんじゅの次段階となる実証炉の設計開発に着手できる技術があるとの認識を共有したと報告した。

 藤田副知事は▽今後の同会議で、もんじゅをどう取り扱うのか▽地元で30年以上対応してきた成果を、県内で今後どう活用するのか―などを明らかにするよう要望。県が協議の場として求めている文科相、経済産業相との3者協議「もんじゅ関連協議会」に、国がどのような方針で臨むのかを明示するよう求めた。

 板倉審議官は、もんじゅの廃炉を含めた今後の扱いについて「運転保守の有益な知見を得るのは重要だが、運転再開までに時間やコストが大きく増加することが見込まれ、政府全体で検討する」とし、同会議とは別に関係閣僚会議で年内に最終決定すると強調。もんじゅ関連協議会については「地元意見をしっかりと踏まえ議論させてもらいたい」と述べたが、開催日程は明らかにしなかった。

 敦賀市役所では渕上隆信敦賀市長が「高速炉開発を考える上でもんじゅの位置付けは非常に重要。十分議論し責任を持って示してほしい」と要望。「仮に廃炉となるなら、使用済み燃料やナトリウムの処理をどうするか、廃炉の道筋も併せて説明いただかなければならない」とくぎを刺した。


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