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実証炉の設計開発に着手可能 政府の高速炉会議で確認

  • 2016年10月28日
  • 07:24
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高速炉の開発方針を議論した「高速炉開発会議」の第2回会合=27日、経産省
高速炉の開発方針を議論した「高速炉開発会議」の第2回会合=27日、経産省

 政府は27日、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)に代わる高速炉の開発方針を議論する政府の「高速炉開発会議」の第2回会合を開いた。もんじゅはトラブル続きで既に廃炉が前提だが、会合では、日本は高速炉開発でもんじゅの次段階となる実証炉の設計開発に着手できる技術があるとの認識を共有した。

 もんじゅは、1995年のナトリウム漏えい事故、2010年の炉内中継装置落下事故、機器の大量点検漏れなど不祥事が続き、250日しか運転できていない。

 会議は冒頭以外、非公開だったが、資源エネルギー庁の担当者によると、日本がフランスと共同研究を想定している高速炉実証炉「ASTRID(アストリッド)」の現状をフランス政府の担当者が説明。事業の成否を不安視する意見が出たが、「政府の工程表の下で順調に進んでいる」と回答。フランスとの開発協力の重要性も確認した。

 経済産業省は、東日本大震災以降、変化したエネルギー環境を踏まえ、実証炉以降の新たな開発目標の在り方を見直す必要性を強調。文部科学省は、もんじゅで高速炉の炉心設計手法を確立したことや、これまでのトラブル対応の経験が知見の蓄積をもたらしたと報告した。

 会議を主催する世耕弘成経済産業相は冒頭、「今後の高速炉開発の道筋を描くには、知的資産の蓄積を活用して将来に向けて人材を生かすことが必要だ」と強調した上で、「これまで多大なる貢献をいただいてきた福井県をはじめ、地域の期待に十分に応えられるよう、しっかり議論していただきたい」とあいさつした。

 松野博一文部科学相は、24日に福井県で水落敏栄副大臣が西川知事と渕上隆信敦賀市長と意見交換したことについて触れ、「国内における高速炉開発とアストリッドの関係や、もんじゅ抜きで核燃料サイクルが可能なのかを問う意見があった。これらを踏まえた議論が必要」と述べた。


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