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盲導犬同伴を要求し実現、実力発揮 視覚障害卓球「金」の源選手

  • 2016年10月24日
  • 07:40
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試合開始前に盲導犬のベッキーと触れ合う源選手=23日、岩手県奥州市の市総合体育館
試合開始前に盲導犬のベッキーと触れ合う源選手=23日、岩手県奥州市の市総合体育館

 岩手県で開催中の第16回全国障害者スポーツ大会「希望郷いわて大会」で、源喜代志選手(61)=福井県坂井市=が、卓球の視覚障害者種目「サウンドテーブルテニス(STT)」で金メダルをつかんだ。その傍らには相棒の盲導犬、ベッキー(雄10歳)の姿もあった。大会前には盲導犬の立ち入りに岩手側から難色を示され、競技とは別の戦いも繰り広げていた源選手。「岩手県に強く要請し、ようやく許可が出た。2年後の福井での開催時にはしっかりしてほしい」と提言する。

 全盲の源選手は日常、盲導犬のベッキーと生活している。普段からどこへ行く時も一緒。「ペットではなく、大事な相棒」と話す。しかし、いわて大会での盲導犬の試合会場への立ち入りを岩手県に打診したところ「考えてもいなかったみたいだった」。

 関係者によると、卓球での盲導犬の試合会場への立ち入りは開催地ごとで異なり、試合会場とは別に盲導犬の待機場所を設けるケースもある。この点に、源選手は「対応が異なることがおかしい。どの会場でも統一して立ち入れるようにするべきだ。自分たちに取っては目を奪われるようなものだ」と指摘する。

 本番では同伴での入場が許され、源選手はベッキーと一緒に試合会場へ。物音を立ててはいけない状況を理解しているように、ベッキーは選手休憩用のベンチ前で静かに待機。試合の合間などに源選手から、頭や体をなでられて満足そうにしていた。

 源選手も“相棒”がそばにいる普段の練習と同じ環境で、実力を発揮。3人一組のリーグ戦で、1試合目を3―0で勝利。2試合目は「少し力んだ」と1セット目を奪われたものの、打球に強弱を付けて相手のリズムを崩して3―1の逆転で優勝を飾った。

 2018年の福井での大会開催時にも「元気でいれば出たい」とにっこり。当然、ベッキーも一緒だ。また「STTだけではなく、ほかの会場にも盲導犬を連れて来る人はいる。しっかり考えてもらわないと」と、来県する同じ境遇の選手らへの配慮も願った。


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