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国内原発1年2カ月ぶり全停止 大飯原発4号機が定検入り

  • 2013年9月16日
  • 18:37
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大飯4号機の中央制御室で発電機と送電系統の切り離す操作を行う運転員=2013年9月15日午後11時、福井県おおい町大島
大飯4号機の中央制御室で発電機と送電系統の切り離す操作を行う運転員=2013年9月15日午後11時、福井県おおい町大島

 関西電力は2013年9月15日深夜、国内で唯一稼働していた大飯原発4号機(加圧水型軽水炉、出力118万キロワット)の発電を停止し、今月2日の3号機(同)に続き定期検査に入った。16日未明に原子炉を停止する。東京電力福島第1原発事故の影響で、国内の原発が次々と長期停止に陥る中、大飯3、4号機は昨年7月、暫定的な安全基準を判断材料に運転再開したが、法定上限となる13カ月間の営業運転を経て順次止まり、国内は約1年2カ月ぶりに「稼働原発ゼロ」の状態に戻った。

 県内では昨年2月20日、関電高浜3号機が定検入りし、1993年に商業炉が13基体制になって以来、初めて全て停止。同5月5日に北海道電力泊3号機(北海道)が停止し、国内の稼働原発ゼロという異例の事態となった。

 暫定基準による大飯原発の運転再開後、同9月に発足した原子力規制委員会が今年7月に新規制基準を策定。関電を含め電力4社が新基準に基づき6原発12基の安全審査を申請したが、厳しい審査が続いている。最も進んでいるとされる四国電力伊方3号機(愛媛県)を含め、最初の再稼働は年明け以降になりそうだ。

 関電が申請した大飯3、4号機と高浜3、4号機は実質的な審査に入っていないが、大飯に関しては敷地内の断層調査で「活断層ではない」との見解がまとまり、規制委は近く審査を再開する見通し。新基準への適合性を予備的に確認しており、審査が迅速に進むとの見方もある。

 大飯4号機の中央制御室では、15日午後4時40分ごろから発電機の出力を下げ始め、同11時に発電機と送電系統を切り離し、発電を停止した。

 出力降下に先立ち関電の豊松秀己副社長は記者団に「大飯3、4号機が継続して安定的に運転できたことが、電力の需給問題に大きく寄与したと考えている」と語った。

 地元の時岡忍おおい町長は役場で記者団の取材に応じ「1年間事故もなく、夏の猛暑を乗り切るため電力供給地としての責任を果たせたと思っている。次の稼働時期についてはコメントする立場にないが、なるべく早く安全審査を完了していただきたい」と述べた。


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