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美浜原発の破砕帯「活動性なし」 関西電力、規制委に最終報告書

  • 2013年7月31日
  • 18:13
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 関西電力は2013年7月31日、美浜原発(福井県美浜町)敷地内にある破砕帯(断層)の追加調査に関する最終報告書を原子力規制委員会に提出した。13万~12万年前以降の活動はなく、活断層ではないと説明。約1キロ東を南北に走る活断層「白木―丹生断層」との連動性もないとした。規制委は今後、専門家による調査団を現地に派遣し、報告内容を検証する。

 規制委は国内6原発を敷地内破砕帯の調査対象としている。県内では日本原電の敦賀、関電の大飯と美浜、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」が対象で、今回の報告によって事業者の調査結果はすべて出そろった。

 美浜の敷地内には9本の破砕帯があり、一部は3号機原子炉建屋など安全上重要な施設の真下を走っている。追加調査ではぎ取り調査を6カ所、ボーリング調査を6カ所で行い、破砕帯の性状を直接確認した。試料を採取し、電子顕微鏡などで詳しく観察した。

 約1400万年前に地下から上昇した熱水と岩盤が反応して生成された粘土鉱物が、壊されずそのまま残っていると分析した。最新の活動に関しては地層が引っ張られてできる「正断層」で、現在の地層に加わっている力とは異なっているとも指摘。「少なくとも13万~12万年前以降は活動していない」と結論付けた。

 敷地外では、地下構造を調べる反射法探査やボーリング調査、海上音波探査により活断層を示唆する構造はないと評価。高精度の航空レーザー測量データを基に、北東にある線状地形(リニアメント)も調べた結果、「白木―丹生断層」と敷地内破砕帯との地質構造上の関連性はないとした。

 旧原子力安全・保安院は昨年8月、「白木―丹生断層」が動くと、敷地内の破砕帯が連動して動く可能性を完全に否定できないとして再調査を指示。関電は今年2月に中間報告していた。


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