福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

高速炉開発の意義を確認へ もんじゅ代替議論、政府初会合

  • 2016年10月8日
  • 09:49
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア
  • 0
高速炉開発会議のメンバー
高速炉開発会議のメンバー

 政府は7日、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)に代わる高速炉の開発方針を議論する「高速炉開発会議」の初会合を開いた。高速炉の開発継続は、原発の高レベル放射性廃棄物を減らす研究や、原発の燃料になるウラン資源の有効活用などに意義があるとの認識で一致した。
 文部科学省は、もんじゅを再稼働させた場合、運転終了までに最低5400億円かかるとの試算を初めて提示した。次回会合でもんじゅの設計、建設、運転で得た成果を議論する。

 会議を主催する世耕弘成経済産業相は冒頭「大きな方針を共有し、開発の今後の道筋を描かないといけない」と述べた。原子力機構の児玉敏雄理事長は「もんじゅは投資に見合う価値がある」と主張した上で、「機構の人材、ノウハウの活用、今までともに歩んできた地元(福井県)のみなさまの期待を踏まえ、議論していただきたい」と述べた。

 会議は非公開で行われた。技術や人材の確保や、高速炉開発における国際貢献の必要性を確認した。

 12月中に開発方針案を策定し、これを受け政府は同月中に原子力関係閣僚会議を開き、廃炉を前提として見直すもんじゅの扱いと併せ、高速炉開発の方針を決める。

 政府は核燃料サイクルを継続するとしており、消費のめどが立たないプルトニウムは、一般の原発で燃やすプルサーマル発電で使っていく方針をあらためて強調した。

 もんじゅは、原発の使用済み燃料を再利用する核燃料サイクルの中核施設の一つだったが、トラブルが続き、原子力規制委員会が昨年、新たな運営組織を探すよう文科相に勧告。文科省は受け皿を探したが難航し、再稼働に多額の費用が掛かることなどから、政府が9月21日に開いた関係閣僚会議で、もんじゅについて「廃炉を含め抜本的に見直す」と表明した。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース