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福井県「地元の声聞き慎重に」 高速炉開発会議で注文

  • 2016年10月8日
  • 09:50
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石塚福井県副知事(右)に高速炉開発会議の協議内容を報告する文部科学省の田中研究開発局長=7日午後8時30分ごろ、福井県庁
石塚福井県副知事(右)に高速炉開発会議の協議内容を報告する文部科学省の田中研究開発局長=7日午後8時30分ごろ、福井県庁

 日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)に代わる高速炉の開発方針を議論する政府の「高速炉開発会議」の初会合が7日開かれたのを受け、文部科学省の田中正朗研究開発局長は同日夜、県庁と敦賀市役所を訪れ、議論内容を報告した。石塚博英副知事は、もんじゅの今後の方針について「専門家の声、地元の意見を生かして、場当たり的なものとならないよう慎重に十分議論してもらいたい」と求めた。

 田中局長は、高速炉開発は引き続き大きな意義があると確認したなどとする同会議の内容を伝え、「(出席した)文科相は地元の声をしっかり反映して議論を進めていくべきだと発言した」と話した。また「もんじゅがこれまで高速炉開発の中で果たしてきた役割は極めて大きい」とし、会議の場で、もんじゅの成果や今後果たすべき役割をしっかり説明すると述べた。

 石塚副知事は「高速炉開発は国内か、フランスで行うのか、具体性がよく分からない」と指摘。核燃料サイクル政策は当面、一般の原発で行うプルサーマルを基本とするとした点についても「もんじゅなしで本当に核燃料サイクルが可能なのかを議論してほしい」と求め、もんじゅの扱いや成果を次にどう生かすのかなどの方針を明示すべきだとした。

 また、知事は地元協議のため文科相、経済産業相との3者協議「もんじゅ関連協議会」の開催を求めており、石塚副知事は「関係省庁に呼び掛け、開催に向けた検討を早期に進めてもらいたい」と要請。田中局長は「きちっと受け止め、検討させていただきたい」と応じた。

 敦賀市でも渕上隆信市長が「立地に目を向け議論を」と要望。政府がもんじゅの取り扱いを年内に決めるとしている点について「運転して初めて分かる知見も多いと聞くので議論を深めてほしい。最悪の場合は廃炉への道筋、ナトリウムや使用済み燃料をどう搬出するかも、合わせて決定してほしい」と求めたのに対し、田中局長は「(要望は)承った」と述べた。


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