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福島第1原発、大雨で地下水急増 廃炉工程の遅れ懸念

  • 2016年10月7日
  • 08:51
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福島第1原発の汚染地下水の状況
福島第1原発の汚染地下水の状況

 東京電力福島第1原発で、相次ぐ台風による大雨のため地下水が急増している。地中を壁状に凍らせ建屋への地下水の流入を防ぐ「凍土遮水壁」も一部が解け、追加工事が必要になるなど、廃炉工程の遅れが懸念され始めた現場を歩いた。

 1〜4号機の建屋海側の護岸に近いエリアでは先月20日ごろ、大雨で地下水位が急上昇し、観測用井戸の水位が地表面を一時上回った。

 建屋海側は事故直後に高濃度汚染水が漏れて汚染が広がっており、このエリアの地下水は浄化が必要。東電はバキュームカーを使い地下水をくみ上げるなどしたが、観測用の井戸を上からのぞくと水面が見え、まだ水位が高いと分かる。

 凍土壁を操作する施設内には凍結状態の表示パネルが並ぶ。大部分は地中温度が十分低いことを示す青色だが、一部に温度が下がりきっていない黄色も。地下水の抑制効果の確認はこれからだ。

 護岸から建屋方向を見ると原子炉建屋の手前にあるのがタービン建屋。この屋上に降った雨水が地下に流れ、海側に染み出しているとみられる。経済産業省資源エネルギー庁の木野正登廃炉・汚染水対策官によると「建屋の屋根は特に汚染が激しい」という。

 未舗装の土手には屋根をかける対策を取ったが、まだ土がむき出しの場所は汚染地下水の増加につながっている。木野対策官は「雨水対策の優先度が上がっている。汚染水の保管容量に余裕がなくなると廃炉工程全体に影響が出る」と話した。


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