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あす、国の高速炉開発会議 知事「もんじゅ役割主張を」

  • 2016年10月6日
  • 08:15
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政府の高速炉開発会議に向け、もんじゅの役割を説明すると西川知事に話す原子力機構の児玉理事長(左)=5日、福井県庁
政府の高速炉開発会議に向け、もんじゅの役割を説明すると西川知事に話す原子力機構の児玉理事長(左)=5日、福井県庁

 政府が高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)に代わる高速炉の方向性を官民で協議する「高速炉開発会議」の初会合が7日に開かれるのを前に、もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構の児玉敏雄理事長が5日、福井県庁と敦賀市役所を訪れ、委員として同会議に臨む姿勢を説明した。西川一誠知事は「敦賀で30年間、事業を進めてきた成果をどう生かしていくのか、はっきり説明する義務がある」と述べ、もんじゅの役割を主張するよう求めた。

 児玉理事長は、政府がもんじゅの廃炉を前提に抜本的な見直し方針を決めたことに関し「地元に多大な迷惑と心配をかけ、心からおわび申し上げる」と陳謝した。

 一方で「日本のエネルギー事情を鑑みると、もんじゅは重要な価値を持ち、高速炉開発で最大限生かして成果を出していくのが使命」と強調。もんじゅで今まで得られたデータや国際的な役割を高速炉開発会議で説明すると述べた。

 知事は同会議に向け「もんじゅは(高速炉)研究開発の人材やノウハウを持っているので、データを提供するだけで済ませてはいけない。役所任せの話を聞く状態ではいけない」と指摘。政府がもんじゅの代替案としてフランスとの共同研究を検討している点について「(もんじゅで)何十年もやってきた値打ちがなく、何をもって核燃料サイクルの継続か、ということになる」と批判し、原子力機構として確認するよう求めた。

 敦賀市役所では渕上隆信市長が、もんじゅ見直しの方針を打ち出した政府を一方的と批判し「立地地域の思いをないがしろにする。地元の思いを十分踏まえた上で議論が進むよう、会議の場で伝えていただきたい」と要望。現時点のもんじゅで必要な知見の蓄積ができたか疑問とし「日本の発展のために、もんじゅが果たすべき役割があるとしっかり主張を」と求めた。

 高速炉開発会議は経済産業相、文部科学相のほか原子力機構、電力事業者、原子炉メーカーなどの代表者で構成。もんじゅの存続は議論せず、年内にも高速炉に関する将来的な目標をまとめる。


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