福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

原子力人材確保を目指し就労体験 東海村が企画、技術者減少に対策

  • 2016年9月26日
  • 09:56
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア0
  • 0
協議会が実施したインターンシップで仕事の実体験をする学生ら=3日、茨城県東海村
協議会が実施したインターンシップで仕事の実体験をする学生ら=3日、茨城県東海村

 原子力関連施設が集中する茨城県東海村が、原子力業界で働く人材の確保に力を入れ始めた。東京電力福島第1原発事故後、現場で働く技術者が減っており、原子力産業への理解を深めてもらおうと、大学生や高校生を対象に就労体験を企画。村の担当者は「原子力は村の基幹産業。安全管理を担う人材育成に企業と一緒に取り組みたい」と話している。

 村には日本原子力発電東海第2原発や日本原子力研究開発機構(原子力機構)の原子力科学研究所など12の原子力関係の事業所がある。村が取り組むのは、日本原電や原子力機構の協力企業社員として、施設の保守点検や運転を担当する技術者の確保だ。

 村が昨年7月、各協力企業にアンケートなどをした結果、多くの企業で入社希望者が事故前に比べて減っていたことが判明。「定年退職者が増え、ベテランから若手への技術継承が難しい」といった安全管理に関わる意見もあった。危機感を抱いた村は、協力企業や高校、大学と連携し、今年2月に協議会を設立。会員企業は14社に上る。

 8月末から3日間、協議会が実施したインターンシップには県内外から14人の大学生や大学院生が参加。原子力機構の施設を見学したり、排水に使うポンプを組み立てたりして、仕事を実体験した。茨城大大学院1年の野中涼平さん(22)は「普段は見ることのできない施設を見られた。将来の選択肢として村で働くことも考えている」と話した。

 村は今後、大学生や高校生ら約1万人を対象にアンケートを行い、ニーズを反映させたインターンシップを来年度も予定している。担当者は「街づくりの一環として中長期的な視点で取り組みたい」と説明している。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース