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再稼働申請に原発立地首長前向き 美浜、敦賀は不透明で思惑に違い

  • 2013年7月9日
  • 16:47
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 関西電力が原子力規制委員会に高浜原発3、4号機(福井県高浜町)と大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に向けた安全審査を申請した2013年7月8日、地元の両町長をはじめ原発が立地する嶺南4市町の首長は申請を前向きに受け止めた。ただ、関電美浜、日本原電敦賀原発の申請は見通せない中で、コメントにはそれぞれの思惑の違いも色濃く表れた。

 高浜町の野瀬豊町長は「新しい段階に入り評価している。先に進んだなという感想」と述べた。東京電力福島第1原発事故以前と現在のプラントでは「安全性の向上は雲泥の差」と評価した上で「多岐にわたる新基準の適合申請なので、現地に行き安全対策を確認したい」とも話した。

 地域経済に関しては「(原発関連は)基幹産業で、2基でも再稼働すれば疲弊した状況を少しでも改善できる要素になる」と期待を寄せた。

 おおい町の時岡忍町長は「エネルギー需給などを鑑みると、早期運転再開は事業者として必須なのだと思う」とコメント。9月までの運転継続は認められているが、「敷地内のF―6破砕帯の評価、定期検査期間で積み残しとなっている新規制基準対応工事など今後の課題も多々ある」と指摘した。特にF―6破砕帯に関し「(安全かどうか)はっきりしなければ、再稼働が安全という評価は出てこない」とも述べた。

 美浜町の山口治太郎町長と敦賀市の河瀬一治市長は「安全に動かすための基準だ」と強調。山口町長は申請について「新しいステップに入った」、河瀬市長は「立地の状況は違うが、安全審査が進んでいけば、立地自治体も光が見えるのではないか」と期待を込めた。

 ただ、関電の3原発のうち、美浜だけが8日の申請がなかった。山口町長は「(敷地内の)断層調査が終わっておらず、関電が説明できる資料をそろえるまではやむを得ない」とし、7月末の調査結果を確認した上で、まず運転開始後36年の美浜3号機の安全審査をできるだけ早く申請するよう求めた。40年超の美浜1、2号機も安全性の確認などを前提に再稼働は必要との認識を示した。

 一方、敦賀市の日本原電敦賀1号機は運転開始から43年が経過し、敦賀2号機は活断層問題を抱える。河瀬市長は「敦賀は独特の問題があるのでしっかりと解決して、申請にこぎ着けられたら…」と述べ、「1号機も2号機も(再稼働の)道を断たれたとは思っていない」と言い切った。


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