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福島から放射性物質飛来は想定外 宮城県原子力センター元所長

  • 2016年9月6日
  • 09:06
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津波被害などの体験を語る石川陽一氏=4日、福井県おおい町の里山文化交流センター
津波被害などの体験を語る石川陽一氏=4日、福井県おおい町の里山文化交流センター

 2011年3月11日の東日本大震災当時、宮城県女川町の同県原子力センターで勤務中に津波に遭った石川陽一元所長の講演会が4日、福井県おおい町里山文化交流センター「ぶらっと」で開かれた。被災体験を踏まえ、津波の高さや同県南部への放射性物質の飛来など、想定外が相次いだことを指摘した。

 講演会は、多分野の専門家を招いている「名田庄多聞の会」と名田庄公民館が企画。町民ら約40人が聴講した。

 石川さんは当時、同センターで女川原発周辺の放射線調査などに従事。現在は、津波で壊滅状態となった同センターに代わり、仙台市に再建された県環境放射線監視センターで再任用職員として勤務している。

 地震発生後、石川さんは同僚らとともに津波予想に従い、近接するオフサイトセンターに避難。津波は屋上の上に達し、アンテナにしがみつき九死に一生を得た。一緒に避難した同僚や住民ら約30人の半数が犠牲になったという。「危険と知っていれば、裏の高台に逃げていた。甘かった」と悔しそうに話した。

 福島原発事故の影響が同県南部に及んだことには「女川原発対策用の県の仕組みはあったが、他県の原発事故は想定外で予算措置や対応組織もなかった」と振り返った。


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