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九電が川内原発停止拒否を通知 鹿児島知事は「極めて遺憾」

  • 2016年9月6日
  • 07:35
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九電からの回答文書受け取り後、記者の質問に答える鹿児島県の三反園訓知事=5日午前、鹿児島県庁
九電からの回答文書受け取り後、記者の質問に答える鹿児島県の三反園訓知事=5日午前、鹿児島県庁

 九州電力の瓜生道明社長は5日、鹿児島県庁で三反園訓(みたぞのさとし)知事と会い、要請を受けた川内原発(薩摩川内市)の即時一時停止に応じないとする回答書を手渡した。10月以降の定期検査で原子炉容器の安全確認など県の要請を反映した「特別点検」を実施するとしている。三反園知事は「この回答は極めて遺憾だ」と強調。今週中に再度、一時停止を要請する可能性がある。

 九電の瓜生社長は一時停止に応じない理由について記者団に「既に熊本地震を受けて点検を行い、安全を確認している」と説明。回答書では原子力規制委員会から停止する必要がないとの見解が示されたことを挙げた。

 九電はこの日、川内原発1号機の定期検査を10月6日から実施することを規制委に申請した。12月11日までの予定で、その間は運転を停止する。

 三反園知事は瓜生社長との面会後、「いったん停止して再点検を求めたにもかかわらず、それを定期検査でやるということは遺憾」と不満をあらわにした。一時停止の再要請も含めて「さらなる安心安全について精査し要請したい」と語った。

 九電は特別点検の実施に当たり、40人程度で構成する「総点検チーム」を設置。原子炉容器内に異物の混入や変形がないかを水中カメラでチェックしたり、配管を支える装置にずれがないかを確認したりする。原発周辺の活断層は既に調査を尽くしているとして、これまでの検証結果を説明する一方、地震観測点を現在の19カ所から30カ所程度に増やすとした。

 三反園知事は8月26日、熊本地震後、川内原発に対する県民の不安が高まっているとして、直ちに一時停止し、安全性を点検・検証するよう九電の瓜生社長に直接要請した。原子炉等規制法では、安全性に問題がある場合などに原子力規制委が運転停止を命じることが可能だが、知事に法的権限はない。

 川内原発は1号機が昨年8月、2号機が同10月に再稼働した。2号機は12月16日から定期検査に入る予定で、1、2号機とも2カ月程度運転を停止する。


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