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還暦過ぎて児童気分 酒生公民館で月1「かえるの楽校」 小学教科書で脳活性化

  • 2015年6月18日
  • 15:37
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同級生と相談しながら問題を解く「かえるの楽校」の参加者=福井市酒生公民館
同級生と相談しながら問題を解く「かえるの楽校」の参加者=福井市酒生公民館

 小学生時代に「わかがえる」―。福井市酒生公民館で60歳以上の住民を対象にした「かえるの楽校(がっこう)」が開かれている。還暦を過ぎた“児童”約30人が、小学校の教科書で国語の授業を受けたり、算数の問題に頭を悩ませたり、クラスメートとの会話を楽しんだりしながら、月に1度の小学生気分を満喫している。

 楽校は、もう一度学校に通いたい人に学べる場所を提供しようと、同公民館がことし2月に開講。毎月1時間程度の授業を開いている。昔の記憶を呼び起こして脳の活性化を図るほか、小学校の教科書を使うことで孫との会話のきっかけづくりにもなるという。

 同楽校の一日は「朝の会」の出欠確認から始まる。担任の先生役を務める同館の主事が「佐藤さん」など名前を読み上げると、参加者は、手を挙げて元気よく「はい」と返事をしていた。

 6月9日に開かれた楽校では、校訓「かえる5箇条」(1)ふりかえる(2)よみがえる(3)かんがえる(4)わかがえる(5)みちがえる―を復唱し授業開始。1時間目は国語で、小学5年生の教科書に載っている物語「わらぐつの中の神様」を黙読した。参加者は「昔はわらぐつを良く履いた。あったかいんや」などと話しながら幼いころを振り返っていた。

 休み時間を挟み、先生がハンドベルをならすと2時間目。かるたを楽しむ予定だったが、参加者の提案で計算問題を解く授業に変更した。竹嶋純子主事(46)は「関心を持ったことに自主的に取り組むのが楽校の特徴。みんなで授業をつくっていく」と話していた。

 2月に入学した高橋花枝さん(72)=成願寺町=は「昔のことを思い出させてくれる良い場所。『わかがえる』はなかなか難しいけれど『ふりかえる』は頑張っていきたい」と話していた。

 授業が終わった後には飲み物やお菓子をつまみながら、“放課後”のおしゃべりも満喫していた。


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