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福井県専門委、高浜1、2号審議 「安全性 工事見て判断」委員長が強調

  • 2016年9月1日
  • 09:40
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関西電力高浜原発1、2号機について審議した福井県原子力安全専門委員会=31日、県庁
関西電力高浜原発1、2号機について審議した福井県原子力安全専門委員会=31日、県庁

 福井県原子力安全専門委員会は31日、県庁で会合を開き、原子力規制委員会が原則40年の運転期間延長を認めた関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)について審議した。中川英之委員長は会合後、記者団に「安全性に関わるところは全て確認したい」と強調。安全対策工事の結果を見極めた上で、安全性が担保されているか判断する方針を重ねて示し、運転延長の妥当性について現段階では言及しなかった。

 2基に関する会合は2回目で、規制委の運転延長認可後は初めて。中川委員長はこの日の審議の取りまとめで、「高浜1、2号機の場合、多くの工事が残っており、3、4号機とは少し違うという認識だ」と語った。

 工事経過のチェックが必要な点として、格納容器の上部ドーム取り付けや、非難燃ケーブルへの防火シートの施工状況、中央制御盤の取り換えなどを挙げた。また、「設備面はお金を掛ければ何とかなるが、安全性を担保するには人の問題が非常に大事だ」として、ソフト面の対応も重点的に確認する方針を示した。

 会合では、原子力規制庁の小山田巧・地域原子力規制総括調整官らが、2基の工事計画と運転延長認可について説明。関電原子力事業本部の大塚茂樹副事業本部長らは、前回の会合で出た委員からの質問に回答した。

 委員からは、検査の見落としが重大事故につながった美浜3号機を引き合いに、経年劣化の検査に見落としがないかといった意見や、安全対策で追加する設備の劣化評価にも万全を期すよう求める声が上がった。中性子による原子炉容器の劣化や、熊本地震を念頭に繰り返し大規模な地震が起きた際の安全性を懸念する指摘もあった。

 元規制委員長代理の島崎邦彦氏による指摘を踏まえ、基準地震動の評価を問題視する意見もあったが、中川委員長は「新たな知見を当てはめる必要が出てこない限り、委員会として検証することはない」とした。

 高浜1、2号機は関電が昨年3月、規制委へ安全審査を申請。規制委は今年6月20日に運転延長を全国の原発で初めて認可した。対策工事完了は2019年10月ごろの予定。


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