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ロボットの遠隔操作車初出動 現場で状況把握、線量測定

  • 2016年8月29日
  • 10:15
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遠隔操作で段差を乗り越えて進む偵察用ロボット=28日、福井県おおい町大島の関西電力大飯原発
遠隔操作で段差を乗り越えて進む偵察用ロボット=28日、福井県おおい町大島の関西電力大飯原発

 関西電力大飯原発(福井県おおい町)での過酷事故を想定した県の原子力防災訓練に合わせ、関電は28日、同原発で事故制圧訓練を行った。原子力緊急事態支援組織(原子力レスキュー)を運営する日本原電も参加し、放射線量が高い場所で偵察用ロボットを遠隔操作するロボットコントロール車を初めて実践的に導入。両社員が連携して操作し、万が一の事故への対応を確かめた。

 関電社員や協力会社の社員ら約330人が参加した。原子力レスキューのロボットコントロール車は、事故で高放射線量となった原発内の現場近くに行き、施設の状況確認や放射線量を測るのが役目。放射線を遮へいする操作室を備え、ロボットや機材を収納できる。原電が5月に納入し、美浜町で整備を進めている拠点施設が完成する12月以降に本格運用する予定。

 原発内の研修館入り口にコントロール車を置き、ロボットを“出動”させた。原電と関電の社員4人が車内でロボットの搭載カメラの映像を見ながら、ゲーム機のコントローラーのような操作機器を使って遠隔操作した。障害物に見立てた階段を乗り越えさせるなど慎重に進めていた。

 また、関電は大飯3号機の炉心が損傷したとの想定で、海水注入するためホースを敷地内の取水口付近から原子炉建屋までつなげる訓練を行った。作業員らは送水ポンプ車やホースを格納する車両を出動させ、一つ一つの手順を確認しながら約500メートル離れた建屋までホースを延ばしていた。

 一方、福井県美浜町の原子力事業本部では、豊松秀己本部長をトップに対策本部の運営訓練を実施。発電所と連絡を取り事故収束に向けた対応を点検したほか、外部の報道関係者も交えた模擬会見を開き情報発信の注意点を確認した。


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