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小浜市が国指針ない指示発令 高浜原発・広域避難訓練

  • 2016年8月28日
  • 09:03
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 27日の原子力防災訓練で、関西電力高浜原発(福井県高浜町)から30キロ圏に入る福井県小浜市が、国の住民避難に関する指示事項にない「避難準備指示」が発令されたと市民向けにエリアメールや防災無線で広報していたことが分かった。住民の誤解を招きかねない表現で、市の担当課は「訓練で市民にスムーズに避難してもらうため独自に準備段階を設けたが、書き方に軽率な部分があった」としている。

 国の指針では、原発事故時、30キロ圏はまず屋内退避を基本とし、放射線量の実測値に応じて即時避難や1週間程度以内の一時移転の対策と範囲を決めると規定。避難準備という段階は設けていない。

 市は同日午前9時、国の指示を受け屋内退避を市内全域に広報。同9時40分に訓練情報の第2弾として「事故が進展し、現在、市内全域に避難準備指示が発令された。全市民は一次集合場所への移動を開始してください」などの内容で伝えた。その後、同10時に国の避難指示を受けた関係情報を送った。

 市生活安全課の担当者は「実際の事故時や防災計画上に(避難準備という)前提はないと認識しているが、訓練の参加者に集合場所に集まってもらうきっかけをつくりたかった」と弁明している。

 内閣府の担当者は「国の指示に基づいて行動していくのがルール。小浜市がなぜそうしたのかを確認していく必要があり、しっかり検証したい」としている。

 避難訓練には市内全域から約350人が参加。バスなどを利用し越前市や鯖江市の避難所に移動した。


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