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唄うお坊さん、ギター弾き法話 大野市の副住職「親しみやすく」

  • 2015年6月19日
  • 13:55
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法話会でギターを弾き、歌を披露する大門さん=17日、福井県大野市中保の集落センター
法話会でギターを弾き、歌を披露する大門さん=17日、福井県大野市中保の集落センター

 袈裟(けさ)を着け数珠を手にしたお坊さんが、説教中にギターを弾いて歌いだす―。福井県大野市錦町の浄土宗善導寺の副住職、大門哲爾さん(34)が、一風変わった法話会を開いている。「生活の苦しみを和らげるのが仏教の大事なところ。少しでも親しみやすくしたい」との思いで、パフォーマンスに工夫を重ねている。

 大門さんは1月から、自ら「唄(うた)うお坊さん」との看板を掲げ、市内各地の集会などで歌を交えた法話を行っている。もともとミュージシャンになる夢があり、仏教を分かりやすく伝える手段として歌を選んだ。

 これまで市内で5回ほど開催した。参加者からは「法話が難しく感じなかった」と喜ばれ、手応えを感じる一方で、悩みもある。大野は説法に静かに耳を傾ける土地柄だといい、大門さんが歌っていても聴聞客は手拍子や口ずさむのは控えめ。「本当は一方通行ではなく、対話形式でしたいのだけど」と打ち明ける。

 初めは法話をメーンにしていたが、最近は歌の曲数を増やした。選曲は法話の流れに沿うよう工夫している。集まった人により楽しんでもらえるよう、日々研究中だ。

 17日は、大野市中保の集落センターで、約20人を前に法話会を開いた。中保には年始にも出向いており、好評だったため再び声が掛かった。

 自作の「唄うお坊さんのテーマ」や「手のひらを太陽に」の歌でスタート。「立場によって物事の捉え方が異なる」と説いた後、金子みすゞの詩「私と小鳥と鈴と」を歌い「みんなちがってみんないい」とのフレーズを繰り返した。お年寄りらになじみ深い「いろはうた」に自分でメロディーを付けた歌も初披露した。訪れた加藤八重子さん(70)は「親しみやすい若さん(大門さん)が大好き。歌があると法話も退屈しなくていい」と満足そうだった。

 大門さんは「子ども向けや野外でなど、やりたいことがたくさんある。やれるだけやる。夢はCDデビュー」と笑顔で話していた。


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