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柏崎刈羽原発を優先、規制委審査 福島第1と同型、年度内合格も

  • 2016年8月24日
  • 09:55
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 東京電力柏崎刈羽原発の6号機(中央)、7号機(右)=新潟県柏崎市
 東京電力柏崎刈羽原発の6号機(中央)、7号機(右)=新潟県柏崎市

 原子力規制委員会が、事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型原発の再稼働に向けた審査で、東電柏崎刈羽6、7号機(新潟県)を優先して進める方針を固め、2基と並行審査中の原発を持つ電力会社に伝えていたことが23日、分かった。審査が順調に進めば本年度内にも合格する可能性が出てきた。

 第1原発事故後にできた新規制基準に基づく審査に合格し、これまでに再稼働した原発は全て加圧水型で、2基が合格すれば、東電の原発では初めて、全国的にも沸騰水型では第1号となる。

 規制委は優先審査の終了後、合格証の原案となる審査書案の取りまとめに入り、この作業にも人員を集中させるとみられる。ただ、第1原発事故は収束しておらず、事故の当事者である東電の原発が優先されることは議論を呼びそうだ。

 新潟県の泉田裕彦知事は「第1原発事故を検証しない限り、再稼働については議論しない」との姿勢を崩しておらず、合格しても再稼働の時期は見通せない。

 柏崎刈羽6、7号機は2013年9月に審査を申請。規制委は昨年8月、沸騰水型の審査を効率的に進めるためにモデルケースを作るとして6、7号機の優先審査を決定した。しかし今年3月、施設の耐震性の評価手法について、東電が準備不足で十分に説明できなかったことから優先を取り消し、東北電力女川2号機(宮城県)など4原発4基と並行して審査するやり方に戻していた。

 関係者によると、問題となった評価手法を東電がまとめたため、規制委は少なくとも9月中旬まで柏崎刈羽の審査を再度、優先することにし、8月、並行審査中の電力会社に方針を伝えた。昨年から今年にかけての優先審査が順調に進んだため、残りの課題は少ないという。

 沸騰水型原発は、フィルター付きベントなど事故対策設備の設置が新規制基準で義務付けられたため、既に再稼働した九州電力川内原発(鹿児島県)などの加圧水型に比べ、審査に時間がかかっている。


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