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福島原発地下道に汚染水1万トン 低濃度も対策めど立たず

  • 2016年8月24日
  • 09:55
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福島第1原発の主なトレンチ
福島第1原発の主なトレンチ

 東京電力福島第1原発1〜4号機の原子炉建屋周辺のケーブルなどが通る地下道「トレンチ」に汚染水1万トン余りが残ったままになっている。津波で流れ込んだ水に建屋地下から漏れた高濃度汚染水が混ざったり、汚染雨水がたまったりしたとみられる。東電は「建屋地下に残る高濃度汚染水約7万トンに比べて濃度は低く、被ばくや環境への影響は少ない」と説明するが、抜き取りなどのめどは立っていない。

 東電が7月に公表した2015年度の調査結果によると、高濃度汚染水がたまる建屋とつながるトレンチ17カ所で計約8千トン、建屋とつながっていないトレンチ11カ所で計約3千トンの汚染水を確認した。

 このうち、放射性セシウム濃度が1リットル当たり約50万ベクレルと最も高かった「廃棄物処理建屋間連絡ダクト」と呼ばれる配管の約500トンは、6月までに水抜きを完了した。

 他のトレンチの濃度は1リットル当たり数千〜千ベクレル以下が多かった。一方、原子炉内で溶けた核燃料の冷却によって生じ、建屋地下に残る汚染水は数百万〜数千万ベクレル。東電は「トレンチ内の定期的な濃度測定や監視を続け、将来的には抜き取りを検討する」としているが、放射性物質の除去処理も含め、具体的な時期は未定だ。

 トレンチの汚染水は、事故による炉心溶融や水素爆発を免れ、比較的線量が低い5、6号機周辺でも、非常に低濃度のものも含めると計約8千トンが見つかっている。1〜4号機周辺には放射線量が高かったり、がれきなどの障害物があったりして内部の調査ができていないトレンチも40カ所残る。

 東電はこれまで、2〜4号機海側のトレンチ計3カ所で、事故直後に発生した高濃度汚染水計約1万トンの水抜きを実施し、昨年までに特殊なセメントで埋める工事を終えている。


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