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伊方原発3号機フル稼働 9月7日に営業運転に移行、四国電力

  • 2016年8月23日
  • 10:05
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愛媛・伊方原発
愛媛・伊方原発

 四国電力は22日、伊方原発3号機(愛媛県伊方町、出力89万キロワット)がフル稼働したと発表した。原子力規制委員会の最終検査を受け、問題がなければ、9月7日に現在の試験的な調整運転から通常の営業運転に移行する予定。

 3号機は、新規制基準に適合し再稼働した原発として九州電力川内(せんだい)1、2号機(鹿児島県)、関西電力高浜3、4号機に次ぎ5基目。高浜が司法判断で運転差し止め中のため、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料によるプルサーマル発電を行う国内唯一の原発。

 四国電によると、8月12日に再稼働し、同15日に発電と送電を始めた。その後、原子炉内で発生する熱出力を徐々に上げてきた。

 原子炉や発電用タービンを点検し、22日、熱出力を100%に保つ「定格熱出力一定運転」というフル稼働の状態に移行した。四国電は、営業運転の再開により、火力発電の燃料費が減るため年約250億円の収支改善を見込んでいる。

 3号機は2011年4月に定期検査で停止。昨年7月、規制委の審査に合格し、同10月に伊方町長、愛媛県知事が再稼働に同意した。今年7月26日に再稼働する予定だったが、1次冷却水循環ポンプのトラブルが同17日に判明し、遅れていた。

 一方で、近くに国内最大級の活断層「中央構造線断層帯」が通り、熊本地震を機に活発化する懸念や避難計画の実効性に不安も根強い。プルサーマルは制御棒の効きが悪くなるとの指摘があり、安全面の懸念もある。

 フル稼働も踏まえ、反対派の市民団体は22日午前、原発から30キロ圏に入る伊予市などに対し、3号機の運転停止を国と四国電に求めるよう申し入れた。伊方町には同日午後、要請した。

 メンバーらは、熊本地震を受けて避難計画などを再検討するよう求め、「東京電力福島第1原発事故の現状を見ると、国が十分責任を取るとは思えない」と訴えた。


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