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美浜町の発酵・熟成文化を発信 塩蔵ブリや寝かせた鮮魚

  • 2016年8月18日
  • 12:11
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 糠(ぬか)につけ込むへしこや、塩蔵の「塩鰤(しおぶり)」など、福井県美浜町に根づく発酵・熟成文化のブランド化を図ろうと、町は本年度から4年をかけ、市場調査や大学などへの研究委託などの事業に着手する。漁業所得を向上させるとともに、食を通した観光振興にもつなげたい考えだ。

 17日に開かれた町会全員協議会で説明した。

 町内では古くから冬場の保存食としてへしこが作られてきたほか、同町日向では正月の神事に向け、大きなブリに塩をすり込み、寒風に約2週間さらして熟成させる「塩鰤」が作られている。

 また漁師の家庭では、腐敗の懸念から自家消費がほとんどであるものの鮮魚を数日間寝かせて食べる「熟成魚」の食文化が根づいてきたという。

 町は、「ファンファンクション」(本社東京、合掌智宏社長=福井市出身)が昨年6月、東京・日本橋に開いたご当地居酒屋「熟成魚場 福井県美浜町」でこれらの食文化が好評を博したことから、ブランド化に着手することとした。

 具体的には本年度、県外の料理関係者や町民に発酵・熟成した魚に関する意識調査を実施。ブランド化の戦略を立てる。またファンファンクションが同町日向に塩鰤や熟成魚の加工場を建設することから、約4500万円の事業費のうち3375万円を県と町で助成。春のブリや、タイやスズキなど町内で水揚げされる魚の消費拡大を図る。

 来年度以降は、発酵・熟成によりうまみが増す仕組みや効果的な保存法などについて、大学などに研究を委託。ホームページを作ったり、企業の新商品開発を支援するなどして、ブランド発信も進める。

 町内ではへしこは有名なものの、塩鰤や熟成魚は一般的ではないのが現状。町は「将来は民宿などでも味わえるようにし、観光需要の増加にもつなげたい」と話している。


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