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敦賀市長「非常に厳しい審査」 敦賀原発直下、活断層の可能性

  • 2012年12月11日
  • 12:50
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評価会合を受け、記者団の取材に応じる敦賀市の河瀬一治市長=2012年12月10日、同市役所
評価会合を受け、記者団の取材に応じる敦賀市の河瀬一治市長=2012年12月10日、同市役所

 福井県の日本原電敦賀原発の原子炉直下にある破砕帯(断層)について、原子力規制委員会の評価会合が2012年12月10日、活断層の可能性が高いとの見解を示したことを受け、河瀬一治敦賀市長は「非常に厳しい審査」と重く受け止めつつも、最終結論を見守る姿勢を示した。再稼働は極めて困難な状況となったが、県は「どう結論を出すのか、まだよく分からない」(石塚博英安全環境部長)と戸惑いものぞかせた。

 河瀬市長は市役所で記者団に対し「科学的根拠に基づいて危険と判断されれば、原子力のまちとして寂しいが、やむを得ない」と述べながらも、「『可能性がある』『否定できない』という答えが多いので、確実にこうであるということを示してもらう必要がある」と注文をつけた。

 また、敦賀3、4号機増設も厳しくなるとの見方も出ているが「別問題として考えていきたい」とした。

 廃炉になった場合には地元経済は重大な影響を受けるが、市長は「雇用は非常に大事。次の手を打っていく必要がある」と説明。会長を務める全国原子力発電所所在市町村協議会として、既に電源三法交付金の対象期間を施設撤去完了まで延長するよう求めているとした。

 敦賀商工会議所の有馬義一会頭は「今後は規制委での議論を重大な関心を持って注視していきたい」とコメントするにとどまった。

 一方、県の石塚部長は記者団に「浦底断層など原発近傍の活断層(の影響評価)は、規制委が新しい安全基準で検討することで議論の最中のはずだ」と指摘。今回の評価会合の見解との関係性が見えないとし、科学的根拠に基づいた評価をすべきだと繰り返した。

 原発設置反対小浜市民の会の中嶌哲演さんは「当然すぎる結論。専門家が活断層が限りなく黒に近いグレーとの判断で一致したのだから、真っ黒でなくとも再稼働させるべきではない」と規制委の見解を評価。「疑わしきは安全サイドに判断する」という姿勢が問われているとし、規制委に厳格な対応を求めた。


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