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審査合格で地元産業界は期待の声 一方で老朽原発に批判的な町民も

  • 2016年8月4日
  • 09:29
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 「多くの町民の思いがかなう方向だ」―。山口治太郎美浜町長は3日、美浜原発3号機(福井県美浜町)が新規制基準の審査に事実上合格したことを受け「一つのヤマを越えた」と安堵(あんど)の笑顔を見せた。低迷する地域経済の活性化に向け、産業界からも期待の声が上がった。

 美浜原発は1970年に営業運転を始めた国内原発のパイオニア。1、2号機が廃炉となり、3号機も審査の期限切れが懸念された中で、山口町長は「3号機が動くかが町のエネルギー基地としての存在感を左右すると考えてきた」と話し、再稼働の道筋がついたことを喜んだ。

 産業界からは今後の安全対策工事への期待の声が聞かれた。3号機の工事費は約1650億円と建設工事費768億円を上回る。わかさ東商工会の国川清副会長は「原発の長期停止で町内では閉鎖される事務所が出たり、民宿の宿泊者が減ったりと影響は大きかった。大きな工事は効果も大きい」と期待する。

 地元丹生の岡崎良一区長(59)も「大阪万博に電気を送ったことは地元にとっても誇り。区に活気が出てくれれば」と喜んだ。

 一方で町民の中には、大きな地震の揺れが想定されている老朽原発の再稼働に懸念の声もある。原発に批判的な立場で活動する元町議の松下照幸さん(68)は「原発は膨大な部品がある巨大設備で、すべて老朽化の点検はできない。本質的な弱点といえ、不安がある」と指摘。「基準地震動の計算や、耐震安全性の評価を見ても、規制委はまるで再稼働の推進機関だ」と批判した。


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