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もんじゅ保安規定違反10回目 原子力規制委「極めて深刻」

  • 2016年8月4日
  • 09:36
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 原子力規制委員会は3日、本年度第1四半期の保安検査結果を公表した。日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)で昨年11月、使用済み燃料プールの水質悪化を示す警報が鳴ったにもかかわらず、半年間にわたり手順書に沿った対応がなされなかったとして、保安規定違反と判定した。

 もんじゅは規制委から運営主体の変更勧告を受けており、この日の規制委の会合では委員が「極めてゆゆしき深刻な問題」と批判。田中俊一委員長は「安全文化が全く欠如している証拠。勧告にどんな対応が出るかを含め、われわれもよく考える必要がある」と述べた。

 水質悪化の数値自体は仕様書が定める管理値を下回っていることから「原子力安全に影響はなかった」とし、4段階ある違反の中で最も軽い「監視」とした。もんじゅはこれで、運転再開の準備禁止命令を受けた2013年5月以降、13回の保安検査のうち10回で違反が指摘された。

 規制委によると、警報は昨年11月19日未明に鳴った。機構の手順書では課長級の責任者に連絡し、浄化装置で使用する樹脂を交換することになっていたが、当日の当直長は連絡を怠った。さらに樹脂の交換も今年5月18日まで行わなかった。

 当直長は数値から緊急性はないと判断し翌朝になって担当課に連絡した。樹脂交換をしない間は、水面の清掃をしたり監視を強化するなどして対応した。

 このほか、放射性廃棄物である使用済み樹脂の保管施設について、使用状態にもかかわらず「長期停止設備」として点検をしていなかったことなども問題視された。


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