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「もんじゅ」に来年末試運転再開案 原子力機構、作業部会に提示

  • 2012年11月9日
  • 12:17
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 日本原子力研究開発機構は2012年11月8日、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の試運転を2013年末にも再開して10年間程度運転するとの計画案を、今後の研究計画を議論する文部科学省の作業部会に示した。作業部会は課題を検討し、12月までに計画の概要をまとめる。

 政府が新たなエネルギー・環境戦略で、もんじゅは高速増殖炉開発の成果取りまとめをし「年限を区切った研究計画を策定、研究を終了する」と位置付けたことを受けた対応。ただ、この日示した案は、東京電力福島第1原発事故前に計画していた運転期間を維持する内容で、批判の声が出る可能性がある。

 原子力機構によると、来年夏ごろまでに設備を点検し、正式な計画を策定。約4カ月の準備期間の後、13年末から14年初めにかけて試運転を再開する。試運転は2~3年で、その後本格運転に移行。期間は8年程度としている。この間、原子炉データを取得し、冷却材のナトリウムの取り扱い技術を研究するという。

 もんじゅにはこれまで約1兆円の事業費が掛かっており、文科省は今後10年間の運転でさらに約1700億円が必要と試算している。

 高速増殖炉は、プルトニウムを利用する国の核燃料サイクル政策の中核施設とされ、もんじゅは実験炉に続く開発第2段階の原型炉。1995年にナトリウム漏れ事故を起こし、14年余の停止を経て2010年に運転を再開したが、燃料交換用の炉内中継装置が原子炉容器内に落下するトラブルで試験計画が大幅に遅れた。


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