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大飯原発運転差し止めへ原告団発足 福井で108人、11月30日提訴

  • 2012年11月4日
  • 12:01
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大飯原発運転差し止めを求める民事訴訟の原告団発足式で決意を述べる佐藤弁護団長=2012年11月3日、福井市内
大飯原発運転差し止めを求める民事訴訟の原告団発足式で決意を述べる佐藤弁護団長=2012年11月3日、福井市内

 今年7月に再稼働した関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止めを求める民事訴訟の準備をしている福井県内住民らが2012年11月3日、福井市内で原告団の発足式を行った。原告団は30日に関電を相手に福井地裁に提訴する。

 原告団は県内を中心に京都、滋賀、石川など県外も含めて108人(3日現在)で構成。発足式を機に訴訟準備会を「福井から原発を止める裁判の会」に改称した。

 弁護団事務局によると、東京電力福島第1原発事故の原因究明が不十分なままの再稼働は事故の危険性があるなどとし、住民の人格権と環境権が妨げられていると主張する。同原発敷地内の破砕帯について、専門家が活断層の可能性を指摘している点も取り上げる。

 弁護団長に就任した佐藤辰弥弁護士は「裁判は簡単ではないが、福島を二度と繰り返さないという思いを結集したい。福島で起きた現実を訴えることで裁判所を動かしていけると確信している」と決意を述べた。

 原告団世話人の一人、木下建一郎さん(34)=福井市=は「デモに参加しても声を上げても、裁判を起こしても原発が止まらないという思いはもうたくさん。一つ一つの活動に参加し、全体の中で原発を止める運動にしていきたい」と原告に加わった理由を述べた。

 発足式では、北陸電力志賀原発2号機(石川県)の運転を差し止める判決を言い渡した元裁判官の井戸謙一弁護士が記念講演した。井戸氏は「3・11以降、従来の原発訴訟で住民側の訴えを退けてきた司法の判断は甘かったと感じている裁判官は多い。裁判官のいい判断を導くのは最終的には(脱原発を求める)国民の意識だ」と激励した。

 福島の事故後、原発差し止め訴訟は全国で相次いでいる。福井地裁への提訴は1985年の高速増殖炉「もんじゅ」差し止め訴訟以来。大飯原発をめぐっては京都や滋賀、大阪の弁護士も運転差し止めを求める訴訟を京都地裁に起こす準備を進めている。


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