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四国電力、伊方再稼働へ対応急ぐ 機器水漏れ、訓練でも不備

  • 2016年7月22日
  • 09:16
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 再稼働を目前に控えた四国電力伊方原発3号機(愛媛県)で冷却水ポンプのトラブルが発生し、26日にも予定された再稼働がずれ込んだ。重大事故を想定した訓練でも手順の不備が判明。四国電は8月中の再稼働を目指し、対応を急いでいる。

 今月17日、原子炉冷却水を循環させるポンプで、内部を洗浄する純水が専用配管に過度に漏れ出たことが判明。流れを調整する部品に不具合があったとみられ、四国電が原因を調べている。原子力工学が専門の宮崎慶次大阪大名誉教授は「(部品の隙間に)不純物が挟まった可能性がある」と推測する。

 四国電は部品を交換する方針。通常なら1週間程度で完了するが、作業開始時期は未定だ。他のポンプも点検するかどうか検討中で、担当者は「全てやると1週間では終わらない」と話す。

 東京電力福島第1原発事故後、国内の原発の停止期間が長期化していることの影響も懸念される。九州電力川内1号機(鹿児島県)や関西電力高浜4号機でも再稼働時にトラブルが相次いだ。

 北海道大の奈良林直特任教授(原子炉工学)は「運転中は常に計器などで原子炉の状態を監視しており、異常を見つけやすいが、停止中はこうした手法が使えない」と指摘。配管内の水がよどんでいるところでは腐食が起こりやすく、再稼働に当たっては特に慎重な対応が必要という。

 不備は機器以外でも露呈した。今月14、15の両日、再稼働後の重大事故を想定して実施した訓練で、作業員2人が熱中症の症状を訴え、訓練は一時中断。炎天下での防護服を着た作業で、竜巻などに備え、ポンプ車などを固定しているベルトを切断するのに手間取ったことが原因とみられる。


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