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敦賀原発増設中止なら代替策協議 福井県議会議長要請に経産相

  • 2012年9月25日
  • 11:45
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枝野経産相(左から2人目)に原発ゼロを目指すエネルギー新戦略の見直しを要請する吉田県会議長ら福井県議団(右側)=2012年9月24日、経産省
枝野経産相(左から2人目)に原発ゼロを目指すエネルギー新戦略の見直しを要請する吉田県会議長ら福井県議団(右側)=2012年9月24日、経産省

 福井県議会の吉田伊三郎議長らは2012年9月24日、2030年代の原発ゼロを目指す政府の革新的エネルギー・環境戦略は決め方が拙速だとして、十分時間をかけて検討するよう枝野幸男経済産業相に要請した。日本原電敦賀原発3、4号機について経産相は、原則として本体着工前の原発の新増設は認めないとあらためて説明。新増設中止を個別に決める際は、建設に代わる地域振興策などを地元と協議し、提示する考えを示した。

 敦賀3、4号機増設は手続き上は「計画中」ながら準備工事がほぼ終わっている。経産相は「新増設しない」との原則を適用するかはどうかは個別の事情を精査する考えを示しており、吉田議長らは経産相に現場視察を強く求めた。

 要請には議長ら県議5人が参加し、14日に県会で採択した「拙速な原子力政策決定の中止を求める意見書」を提出。吉田議長は「(長年国策に協力してきた)福井県の思いを理解し、原子力行政を進めてほしい」と述べた。

 これに対し枝野経産相は、長年の国策への協力に謝意を伝える一方、「原発を減らしていくという方向は間違いない。じっくり現実を見ながら目標を定め、立地地域と相談しながらやり方、段取りを進めていきたい」と理解を求めた。

 敦賀3、4号機をめぐり吉田議長らは「1400億円かけて土地造成をほぼ終えている」と述べて建設継続を求めたが、経産相は「工事許可が下りていないものについては、事業者の投資など個々の経緯があり、建設に代わって何ができるのかもセットにして決めていく」と述べた。

 要請後、吉田議長らは記者団に対し「敦賀3、4号機の説明では、他の活用を模索するように聞こえたが、国はその活用策をまず示してほしい」と語った。

 会談の中で県議らは、再生可能エネルギーによる電力調達のめどを立ててから廃炉を考えるべきだと指摘。技術や人材を維持して安全を担保する上でも原子力政策の堅持が必要だとして、新戦略の見直しを訴えた。経産相は「新エネ、省エネの拡大などにあらゆる政策手段を投入する目標を定めた」などと述べた。

 吉田議長らは文部科学省の森口泰孝事務次官にも意見書を提出。森口次官は高速増殖炉「もんじゅ」に関し「途中経過でご心配をおかけして申し訳なく思っているが、しっかりと対応していきたい」と話した。


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