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熊本地震などの新知見、どう反映 大飯原発、地震動見直し不要と判断

  • 2016年7月14日
  • 10:20
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 規制委が過小評価の可能性を指摘された大飯原発の基準地震動を再計算し「見直す必要はない」と判断したことで、大飯3、4号機(福井県おおい町)の審査で懸念材料はなくなった。再計算は島崎邦彦前委員長代理の指摘だっただけに「例外的」(田中俊一委員長)に受け入れた形だが、熊本地震などの新知見を今後どう原発の新規制基準に反映していくかは不透明な部分もある。

 田中委員長は13日の記者会見で「一番影響が大きい大飯で確認できたので、他の原発は(再計算を)行う必要はない」と強調。過小評価を指摘された「入倉・三宅式」を大飯と同様に使っている高浜原発も、対象となる活断層から距離が遠いため再計算する必要はないとした。

 入倉・三宅式については「不確かさを考慮して判断している」とし、今後も審査で基準地震動の算出に使っていく考えを示した。

 「武村式」を使った規制委の再計算について、福井県原子力安全専門委員会委員を務める釜江克宏京都大原子炉実験所教授(地震工学)は「島崎氏の指摘を具現化する計算としては間違っていない」とした上で「入倉・三宅式がダメで武村式が良いというのではなく、ばらつきをどこまで考慮するかが重要」と指摘した。

 島崎氏は今回、熊本地震でも過小評価の問題が確認された知見だと訴えた。ただ、熊本地震の知見について釜江教授は「学会の場で今後さまざまな解析結果が出てくる。新基準にどう反映していくかは精査が必要で、時間も掛かる。規制委も科学的な裏付けがないと取り入れられない」と述べた。

 田中委員長は「学問的な世界できちっと評価され、検証されたものを積極的に取り入れていく」としている。


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