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双葉高球児の「夏」終わる 福島 原発事故、来年度から休校

  • 2016年7月10日
  • 09:08
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福島県大会の初戦に臨んだ双葉高の松本瑠二主将(右)と及川彰大選手=9日午後、福島県郡山市
福島県大会の初戦に臨んだ双葉高の松本瑠二主将(右)と及川彰大選手=9日午後、福島県郡山市

 夏の甲子園に3度出場し、東京電力福島第1原発事故で来年度からの休校が決まっている福島県立双葉高校の野球部が9日、他の県立高2校と共に連合チームとして「最後の夏」となる県大会の初戦に臨んだ。0―5で敗れたが、部員は「人生の宝物の思い出になった」。原発事故で満足な練習ができない中、全力を出し切った。

 双葉高は1973年、80年、94年に全国高校野球選手権大会に出場。原発事故で校舎のあった双葉町は避難区域に指定され、現在は同県いわき市の私立大学に間借りして授業を続ける。しかし生徒数が減少して募集を停止し、来年度からの休校が決まった。

 双葉高の野球部員は3年生2人だけ。そのうち松本瑠二主将(18)は原発事故の避難指示が昨年9月に解除された福島県楢葉町の出身だ。小学6年の時に被災し、避難先を転々。野球部のない中学に転校したこともあったが、野球を諦めきれず、昔から憧れていた双葉高に入学した。

 部員数が少なく、連合チームを組む県立相馬農業高と新地高との週末の練習以外、実戦形式の練習がほとんどできなかった。それでも「つらいと思ったことはない。部員が2人だった分、ボールにたくさん触れられて成長できた」と話す。

 そして臨んだ県立安達高との初戦。松本さんは捕手として先発出場しノーヒットに終わった。松本さんに誘われて入部したいわき市出身の及川彰大選手(17)は最終回に代打で四球を選んだが、得点にはつながらなかった。

 松本さんは「悔いは残らないと言ったらうそになる。けれど、チームメートや先生に助けられながら、全力を出し切れた」と胸を張った。


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