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あめ色油団、和の涼演出 福井県鯖江市、呉服店客間に趣

  • 2016年7月9日
  • 09:50
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あめ色の油団が敷かれ、涼感を漂わせている客間=8日、福井県鯖江市西大井町の呉服店「まき乃」
あめ色の油団が敷かれ、涼感を漂わせている客間=8日、福井県鯖江市西大井町の呉服店「まき乃」

 幾重にも和紙を張り重ねた伝統の夏の敷物、油団(ゆとん)。つるつるとしてひんやりした肌心地が涼感を呼ぶ。エアコンができるずっと前から、日本の夏とともにあった。

 鯖江市西大井町にある呉服店「まき乃」の8畳の客間にも60年物の調度品が敷かれている。表に塗られたエゴマ油が時とともに深いあめ色に染まり、味わいを増す。薄絹の夏障子の奥には日本庭園。広がる風流な景色に暑さを忘れる。

 「油団は100年以上持つ。しかも使えば使うほど味が出る」と表具師の牧野友美さん(66)。全国で唯一油団を製作する表具店「紅屋紅陽堂」(同市田村町)の3代目だ。近年は需要が減ったものの、電気供給に不安が広がった東日本大震災以降、再び注文が増え始めたという。「環境にも優しいし、先人の知恵は偉大」


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