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関電が原発過酷事故対策へチーム 事故調査委の報告書踏まえ

  • 2012年9月1日
  • 13:43
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事故調査委員会の報告書を踏まえた原発の安全対策を西川知事(右から2人目)に報告する関電の八木社長(左)=2012年8月31日、福井県庁
事故調査委員会の報告書を踏まえた原発の安全対策を西川知事(右から2人目)に報告する関電の八木社長(左)=2012年8月31日、福井県庁

 関西電力の八木誠社長は2012年8月31日、福井県庁を訪れ、東京電力福島第1原発事故を検証した四つの事故調査委員会の報告書を踏まえた県内原発の安全対策の検討結果を西川一誠知事に報告した。炉心が損傷するシビアアクシデント(過酷事故)対策を強化するため原子力事業本部内に対策チームを置くなど、新たに5項目の対策を行うとした。また、県内3原発での免震事務棟の整備を予定より半年前倒しし、2015年度前半の運用開始を目指す方針を明らかにした。

 福島の事故に関する政府、国会、民間、東電の事故調は7月までに報告書を公表。7月末に八木社長と面談した際、西川知事は報告書を踏まえた対策を要請していた。

 関電は各事故調の報告書の指摘事項を分析。政府事故調の「事業者自ら過酷事故対策の検討、評価を行うべきだ」との指摘などを受け、過酷事故に対応するソフト対策を中心に新たに5項目の充実を図るとした。

 過酷事故の対策チームは、地震や津波のほか竜巻、テロなどの事象も見据え、海外の対応情報なども積極的に入手し対策を検討する。人数などは検討中で、できる限り早期に立ち上げるとした。

 また、過酷事故時の原子炉のパラメーターと炉心状況のイメージを組み合わせた研修用のシステムを整備し、運転員や事故時の対応要員の教育訓練を行う。

 このほか、大飯3、4号機に設置予定のフィルター付きベント(排気)は、格納容器内に放射性セシウムを除去する金属フィルター、原子炉補助建屋内にヨウ素除去用フィルターを取り付けてつなぎ、排気筒から放出する仕組みにするとした。

 八木社長から報告を受けた西川知事は「過酷事故はテロや特殊な気象災害なども考えられる。世界一安全な原発を追求する状況をつくってもらいたい」と求めた。

 県は今後、県原子力安全専門委員会を開いて県内原発の安全性を再検証する。


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