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宇宙産業、福井で発展を 山崎直子さん「魅力は人育てる」

  • 2016年7月5日
  • 07:42
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宇宙産業の魅力や展望について討論する山崎直子さん(右)と中須賀真一教授=4日、福井市のハピリン
宇宙産業の魅力や展望について討論する山崎直子さん(右)と中須賀真一教授=4日、福井市のハピリン

 福井県内企業の宇宙産業参入を促すためのセミナーが4日、福井市のハピリンで開かれた。元宇宙飛行士の山崎直子さんと、超小型人工衛星開発の権威として知られる中須賀真一東京大大学院教授が講演。山崎さんは県などが開発を推進している超小型衛星「県民衛星」に触れて「福井県で宇宙産業が発展し、一つのロールモデル(お手本)として世界に発信してほしい」と語った。

 山崎さんは2010年4月、スペースシャトル「ディスカバリー号」に搭乗。国際宇宙ステーションで15日間滞在した。さまざまな国籍や文化を持つメンバーとチームを組んだ経験を基に「宇宙事業の魅力は人を育てることにある」と指摘。ガソリン自動車が数万点の部品を使うのに対し、人工衛星で数十万点、実験棟「きぼう」では250万点に上ることを示した上で「宇宙食など衣・食・住の全てで宇宙産業の裾野は広がっている」と強調した。

 一方、中須賀教授は03年に打ち上げた重さ1キロの衛星プロジェクトなどを紹介した。低コスト化と開発期間短縮といった利点を挙げ、「シンプルな超小型衛星によって敷居が下がり、多くのベンチャー企業が参入している」と、世界規模で民間企業による産業化が進んでいる現状を説明。

 県民衛星については「(県内企業の)得意技を追求し、機器製造と利用の両面で新たな展開が進むよう期待している」と述べた。

 講演後には両氏が討論し、農業の自動運転化や宇宙服の高機能化、衛星のビッグデータを活用した海洋情報の把握など、さまざまな利活用策を話し合った。

 セミナーは19年度の県民衛星打ち上げを目指し、県内企業の参入を推進している県が企画。企業や大学などの関係者約200人が聴講した。


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