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高校生が原発の未来と課題探る 国際情勢など専門家と質疑

  • 2016年6月29日
  • 08:00
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福井県立敦賀高の1年生がエネルギーについて幅広く学んだ講演会=28日、福井県敦賀市の同校
福井県立敦賀高の1年生がエネルギーについて幅広く学んだ講演会=28日、福井県敦賀市の同校

 原子力をはじめとするエネルギーについて主体的に考える力を身に付けようと、福井県立敦賀高の1年生が自ら課題を設定し、解決策を探る学習に取り組んでいる。28日には同校で大学の研究者を招いた講演会があり、生徒は国際情勢から放射性廃棄物の処理まで、幅広く理解を深めた。

 全1年生約280人が総合学習の時間を使い5月以降、エネルギーについて議論を重ねており、この日は福井大附属国際原子力工学研究所原子炉物理学部門のファン・ローイエン・ウィレム准教授を招いた。

 講演は生徒が事前に渡した質問に答える形で進められた。「原発を積極的に活用すべきか」との問いには、小さい発電所で多く発電できる効率の良さを指摘。放射性廃棄物の処理については「貯蔵施設は技術的に安全で経済的にも優れる一方、住民が『恐ろしい』と感じる社会的な問題が残っている」とした。

 「原子力は世界でどう思われているか」との質問には「ドイツは危険とし、フランスは最も合理的なエネルギー資源とするなど一致していない状態。オランダは天然ガス資源が豊富で『取りあえず原発は不要』と考えるなど、各国が有する資源によって、考えが異なる」と答えた。

 講演を聞いた山岸未奈さん(15)と福岡鈴菜さん(15)は「原発の効率の良さが分かり印象が良くなった」「敦賀には原発が多いので悪い印象を変えたい」と身近な原子力エネルギーを見直した様子。「資源には限りがあるので、環境に良く長く継続できる発電方法を考えたい」などと話した。

 宇野響介さん(15)は放射性廃棄物について関心を持ったといい「福島の原発事故のほか、廃炉となった原発から出る廃棄物についても、処理を考えていかないと」と話していた。

 生徒は今後それぞれで課題を設定し、11月までかけて解決策を研究する。文部科学省の助成も受けており、12月には東京などの大学や、大企業を訪れ最先端のエネルギー研究に触れる。年度末には学んだことをポスターにまとめ発表する。


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