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40年超運転、美浜原発2号保全策認可 保安院、延長は規制委判断

  • 2012年7月20日
  • 13:22
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 経済産業省原子力安全・保安院は2012年7月19日、25日に運転開始から40年となる関西電力美浜原発2号機(福井県美浜町、加圧水型軽水炉、出力50万キロワット)について、今後20年間運転すると仮定してプラントの健全性を調べた高経年化技術評価に基づき10年間で追加すべき保全対策をまとめた長期保守管理方針に関する保安規定の変更を認可した。現行法に基づき技術的には運転延長にお墨付きを与えた形だが、保安院は「運転再開や10年間の運転延長を認めるものではない」としている。

 美浜2号機は昨年12月、トラブルで原子炉を手動停止した後、そのまま定期検査に入り、現在も停止中。国が再稼働を認める際の基準の一つにしているストレステスト1次評価を関電はまだ提出していない。政府は原発の運転期間を原則40年にする規制強化策を打ち出しており、9月に発足する原子力規制委員会が美浜2号機の今後の運転を判断。実際に再稼働できるかは不透明だ。

 政府は、40年制限ルールの具体的方針や既存の原発に最新の科学的知識を反映させるバックフィット制度を来年7月までに策定する方針のため、関電が運転年数を決めるのは少なくとも来年度以降になるとみられる。関電は「国の議論や関係法令の動向を踏まえて検討する」としている。

 美浜町の山口治太郎町長は取材に対し「現行法にのっとりしっかり評価してもらった結果という意味で当然の判断。全国の50基と同じ状態になったというぐらいの認識だ。ストレステストもクリアする必要がある」とする一方、「40年運転制限の問題があるので、国に新しい基準を決めてもらわないといけない。科学的根拠に基づいて説明できるようにし、慎重な制度運用をしてほしい」と述べた。

 美浜2号機をめぐり関電は昨年7月、「40年を経過しても安全に運転の継続が可能」として保安規定の変更認可を国に申請。保安院は今年6月20日、関電の評価を妥当とする審査結果を取りまとめていた。

 県内では日本原電敦賀1号機と美浜1号機が既に運転開始から40年を超え、敦賀1号機は2016年まで運転継続する計画。2010年11月に丸40年を迎えた美浜1号機について関電は、最長10年程度運転を継続するとしているが、昨秋までに示すとしていた具体的な運転年数は、東京電力福島第1原発事故を受けて棚上げとなっている。


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