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福井の原発周辺、住民避難完了に最大10時間半 原子力防災、暫定案基に県試算

  • 2012年6月30日
  • 12:50
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 福井県原子力防災計画の見直しを進める県検討委員会は2012年6月29日、住民避難部会の第3回会合を福井市の県国際交流会館で開いた。県が暫定的に定めた原発周辺市町の住民避難案を基に、事故の際にマイカーで嶺北などの避難先に逃げた場合の避難完了時間や道路の渋滞状況を試算した結果を報告。避難完了に最も時間がかかるのは美浜原発の周辺住民が一斉避難した場合の最大10時間半としている。

 国は防災対策の重点地域を拡大し、原発から30キロ圏内を「緊急防護措置区域(UPZ)」と位置付けたが、具体策は検討中。県は立地、隣接7市町の住民避難について、県内自治体を避難先とする暫定案を2月に示していた。

 住民避難のシミュレーションは、敦賀、美浜、大飯、高浜の各原発に分け、春秋の平日昼にマイカーで避難先に向かうと想定。原発の5キロ圏内、5キロ圏外の立地、隣接市町の住民が段階的に避難する場合と、一斉避難する場合で試算した。

 一斉避難の場合、敦賀原発では敦賀市民が福井、小浜市に避難するのが最長で9時間20分。美浜原発は、敦賀市民が福井市に逃げるのが10時間半。大飯原発は、小浜市民が越前、鯖江両市に避難するのが最長で8時間半。高浜原発は高浜、おおい町民が敦賀市に避難するのに4時間10分かかるとした。

 また、段階的避難の場合の渋滞予測をみると、敦賀原発の場合、時速20キロ以下の走行となる渋滞個所は、敦賀市の国道8号の気比神宮交差点や同市内の国道27号の主要交差点などで避難指示から6~7時間。北陸自動車道は武生―鯖江IC間が約6時間渋滞すると試算した。

 県は、試算で出た渋滞予測地点の対応策として、交通指導員の配置、燃料や食料の供給方法、車に対する情報伝達手段などを関係機関と協議していく。

 また、県は集落単位で避難先をまとめた暫定案も公表し、7市町の15万6955人の避難先に公共施設など291カ所を確保した。

 県の報告に対し森下裕若狭町長は「隣府県への避難先も考えてほしい」と要望。県は広域調整は国の役割としつつ、現段階では近畿2府7県、中部9県1市などで結んでいる災害時の広域応援協定に基づき対応するとした。


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