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福井の食、海外発信へ視察 仏ガイド本、地元出身編集局長ら

  • 2016年6月2日
  • 09:00
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福井県産食材の料理を味わいシェフらと意見を交わす大沢さん(左から3人目)=1日、福井市中央3丁目の開花亭
福井県産食材の料理を味わいシェフらと意見を交わす大沢さん(左から3人目)=1日、福井市中央3丁目の開花亭

 フランスの美食ガイド本の日本版「ゴ・エ・ミヨ ジャポン」の12月発刊に向け、編集局長でフランス料理文化センター親善大使の大沢晴美さん(福井県越前市出身)ら一行が1日、福井県を視察し、福井市中央3丁目の料亭「開花亭」で県産食材や伝統工芸を生かした料理を味わった。大沢さんは福井県の食について「日本海が生み出す素晴らしい食材が、素晴らしい食文化の基本になる」と評価し、海外発信の強化を促した。

 1972年創刊の「ゴ・エ・ミヨ」は、欧州では「ミシュランガイド」と並ぶ影響力があり、日本は15カ国目の刊行。レストランの紹介にとどまらず、地域の自然と人々が築いてきた風土を重視し、食材のほか生産者や職人にも光を当てるのが特徴。東京に加え、北陸3県を取り上げる。

 この日は同料亭でプレス発表が行われ、大沢さんは「食の世界はグローバリゼーションが進んだ。地域の小さなテロワール(風土性)も、発信と交流によって守っていくことができ、より進化していける」と強調した。

 県幹部や報道各社、食にまつわる事業者らを交えたランチ会も開催。越のルビーや若狭ぐじ、地がらし、アワビなどオール県産食材の料理6品を、越前漆器などの器で味わった。フランスの同ガイド本で最高得点を獲得したシェフのアレクサンドル・ゴチエさんは「素晴らしい生産者と料理人によって作られていることを感じ、心を打たれた」と感想を述べた。

 終了後、大沢さんは報道陣の取材に対し、福井の魅力の一つに日本酒を挙げ、欧州の高級ワインのように原産地を限定して価値を高める取り組みを提案。「福井も世界レベルの商品を開発して発信していくべきだ。それだけの素材はそろっている」と述べた。県内の酒造会社や刃物生産者も視察した。


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