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路面電車をまちづくりにどう活用 バスとの乗り継ぎ、支払いが鍵

  • 2016年5月23日
  • 12:07
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福井の公共交通の未来などについて意見を交わしたパネル討論=福井市
福井の公共交通の未来などについて意見を交わしたパネル討論=福井市

 第15回中部地区路面電車サミット福井大会が22日、福井市のJR福井駅西口再開発ビル内にあるハピリンホールで開かれ、えちぜん鉄道三国芦原線と福井鉄道福武線の相互乗り入れの実現をステップにした福井の公共交通の未来や、まちづくりの方策を探った。

 サミットは中部地区の路面電車を愛好する市民団体などが集まり、2002年から各地で開いている。福井大会はNPO法人「ふくい路面電車とまちづくりの会(ROBA)」が主催し、県内外の約150人が参加した。

 パネル討論は、福井大大学院の川上洋司教授(地域都市計画、交通計画)とROBAの内田佳次会長が司会を務め、えち鉄の豊北景一社長、福鉄の村田治夫社長、京福バスの天谷幸弘社長、福井市の中西賢也特命幹が議論を交わした。

 各氏は相互乗り入れまでの経緯や運行後の効果を説明。村田社長は、福大前西福井駅へ直接つながり、これまで田原町駅で乗り換えていた高校生の利便性が高まった事例を挙げ「ダイヤ調整など苦労は多かったが、結果的に良かった」と述べた。「評価は90点」とした豊北社長は「相互乗り入れで県民の公共交通に対する意識は確実に変わった。ダイヤ改正など、より利便性を高めていきたい」と意欲を示した。

 京福バスは、福鉄の路面電車が延伸して整備されたJR福井駅西口広場の供用開始以降、乗客は土日で10〜20%、平日で5%増加した。天谷社長は公共交通の維持・発展に向け「電車とバスのスムーズな乗り継ぎや、複雑化する支払いの簡素化が鍵」と話し、ICカード乗車券の必要性を強く訴えた。

 今後の展望について村田社長は、相互乗り入れとバスターミナルの整備に伴う交通結節点の強化が、北陸新幹線の県内延伸に伴うにぎわい創出や人口減対策、地域の活性化につながると期待した。

 西口再開発ビル開業後の調査では、駅周辺を訪れる人の約4割が公共交通を利用しており、中西特命幹は「鉄道沿線に、人や企業を誘導するまちづくりへの支援を強めたい」と話していた。

 討論に先立ち、関西大経済学部の宇都宮浄人教授(交通経済学)が講演し、事業者間の枠を超えた路線再編や運賃の共通化を提案した。


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