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美浜、敦賀の廃炉工事を公表 関電、原電、地元参入へ来月説明会

  • 2016年5月20日
  • 10:03
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美浜原発1、2号機の廃炉工事の具体的な内容を示した計画について、福井県の清水安全環境部長(左)に説明する関電の森中原子力事業本部長代理(中央)=19日、福井県庁
美浜原発1、2号機の廃炉工事の具体的な内容を示した計画について、福井県の清水安全環境部長(左)に説明する関電の森中原子力事業本部長代理(中央)=19日、福井県庁

 関西電力と日本原電は19日、廃炉を決めた福井県の美浜原発1、2号機と敦賀1号機について、廃炉作業が始まってから3年間の具体的な工事内容や実施時期を示した計画を公表した。廃炉工事に関心のある県内企業向けに、工事概要の説明会を6月下旬に開く方針で、廃炉ビジネスへの地元参入につなげる。

 福井県と立地市町、両社が2月に締結した廃炉協定に基づく地域振興策で、廃炉作業に関して地元企業と共同研究を進めることや、県内技術者の育成研修の支援、廃炉関連の企業誘致を積極的に取り組む方策も示した。

 両社は3基の解体工程などを示す「廃止措置計画」を原子力規制委員会に申請している。認可を受ければ、廃炉作業を本年度中に始め、美浜1、2号機は2045年度までの30年間、敦賀1号機は39年度まで24年間で完了する予定。

 美浜2基の3年間の工事は▽機器の内面に付着する放射性物質を薬液で取り除く「系統除染」▽施設内の放射能調査▽放射能汚染のないタービン建屋の一部機器の解体―など5工事で、80億円規模になるという。

 敦賀の工事は沸騰水型軽水炉(BWR)のため基本的に放射線管理区域の仕事となる。▽原子炉建屋内の機器・配管の除染▽タービンや発電機など汚染レベルの低い設備の解体▽格納容器の下部につながる圧力抑制プールの水処理―など6工事。計30億円程度を見込んでいる。

 具体的な概要やスケジュール、必要な技術的要件などは両社のホームページなどで公表している。

 6月下旬の説明会は両社合同で検討しており、敦賀市の若狭湾エネルギー研究センターでの開催を予定。3年間の工事概要や廃炉作業の全体像を説明する。今月中にも募集を始め、参入を希望する県内企業を中心に参加を呼び掛ける。個別の工事の詳細が決まった段階で、両社が契約した元請け会社との情報交換会も開く。

 この日は関電の森中郁雄・原子力事業本部長代理と原電の前川芳土・敦賀地区本部長が相次いで県庁を訪れ、清水英男安全環境部長に計画を報告した。清水部長は「地元企業が現場作業の具体的なイメージを持てるよう、丁寧な説明を」と求めた。

 敦賀市役所と美浜町役場にも両社の代表者が報告。中山和範副市長は「雇用や地元企業の廃炉事業の全国展開に期待している。多くが参入できるよう、積極的な情報発信を」と要請した。


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