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福井弁だらけ、異色のスポーツ小説 壁井ユカコさん福井でPR

  • 2015年7月8日
  • 14:37
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壁井ユカコさんの著書「2.43清陰高校男子バレー部」
壁井ユカコさんの著書「2.43清陰高校男子バレー部」

 福井を舞台に高校バレーを描いた青春スポーツ小説「2・43 清陰高校男子バレー部」(集英社刊)の作者、壁井ユカコさん=東京在住=がこのほど、福井新聞社を訪れた。登場人物のせりふは福井弁だらけという異色作。壁井さんは「福井の人にぜひ読んでほしい」とPRした。

 壁井さんは、ライトノベルの新人賞である「第9回電撃小説大賞」で大賞を受賞、2003年に「キーリ 死者たちは荒野に眠る」でデビューした。

 小説は、東京から福井県に引っ越してきた主人公が仲間と「春高バレー」出場を目指す物語。集英社のウエブ文芸サイトで2012年から連載を始め、個性豊かな登場人物が織りなすストーリーで、アクセス数トップを誇った。シリーズ3作目となる「second season」を6月5日に刊行した。タイトルの「2・43」は、ネットの高さを表している。

 これまで小説であまり取り上げられてこなかったバレーボールを題材に、地方を舞台にした物語を書きたいと思っていた壁井さん。福井を選んだのは、中垣内祐一さんや荻野正二さん、清水邦広選手ら日本代表の中心選手を多く輩出する県であったことと、夫が福井市出身で「第二の古里」と身近に感じていたことが理由。

 「ほんなら―」「―ちゅうことや」。せりふは、主人公を除く全員が福井弁を話す。夫から監修を受けているそうで「最近は赤直しも少なくなった。福井の読者からお褒めの言葉ももらった」と自信をのぞかせる。他県の読者の反応は「福井弁は、とてもかわいくて温かみがあって、福井に行ってみたくなったという声も多く寄せてもらっている」と好評という。

 執筆前には、高校バレーの全国大会のほか、13年には春高バレーの福井県大会決勝も実際に観戦し取材。高校などがある市は架空のものだが、越美北線の時刻表を調べて登場人物が電車で通学するシーンに役立てた。ライバルチームの「福蜂工業高校」は福井工大福井高をイメージしているといい「秘かなファン」とも明かす。

 物語は、春高バレーの県代表決定戦で終わっている。続編は未定だが、壁井さんは「福井のチームが全国の舞台でのし上がっていく物語を書きたい。続編が出せるように応援してほしい」と意欲を燃やしている。


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