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高浜1、2号、安全検証で現地確認 県専門委審査始まる

  • 2016年5月14日
  • 10:04
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 福井県原子力安全専門委員会は13日、福井県庁で会合を開き、原子力規制委員会が新規制基準を満たしているとした関西電力高浜原発1、2号機について、県としての安全性検証を始めた。会合後、中川英之委員長は「実際の工事が進んでいく段階で、現地確認は必ずしたい」と述べ、計画だけでなく、国の審査終了から3年掛かる安全対策工事の施工状況も踏まえて安全性を検証する方針を示した。

 規制庁の小山田巧・地域原子力規制総括調整官らが、新規制基準の合格証である審査書の概要を説明。関電原子力事業本部の宮田賢司副事業本部長らは、安全対策の実施状況と、規制委の審査が続いている40年超運転の延長認可申請の内容を示した。

 中川委員長は会合後、審査書について「新規制基準にきちっと対応していることは確認されたと思う」としつつ、「一番関心があるのは、その内容がきちんと実行されるかだ」と強調。安全性の向上策が机上の計画に終わらないよう、現地確認で見極めるとした。

 会合では、規制委の審査でも焦点となったケーブルの防火対策に質問が集中。既存ケーブルを防火シートで覆う対策について、「シート内部で何か起きたときの確認など、保守性が悪くなるのではないか」といった懸念の声が上がった。これに対し規制委、関電は「保守方針に関しては今後、詳細に議論する」と回答した。

 このほか、中央制御盤のデジタル化に伴い運転員の習熟度を高めることや、サイバーテロ対策などについて委員が注文を付けた。40年超運転に関しては、東日本大震災以前に日本原電敦賀1号機、関電美浜1号機について県専門委が検証した実績があり、これまでの知見を生かして審査を進める方針。

 高浜原発1、2号機を巡っては、関電が昨年3月に規制委へ安全審査を申請。規制委は今年4月、審査書を決定した。ただ、7月の期限までに詳細設計を記した工事計画と、運転延長審査に合格する必要がある。県専門委の今後の会合や現地確認の日程は、残りの規制委の審査状況や工事の進み具合を見ながら決める。


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