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放出セシウム日本に環流 福島大教授、国際学会で発表

  • 2016年5月3日
  • 10:36
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日本周辺海域で検出された放射性セシウムの値
日本周辺海域で検出された放射性セシウムの値

 【ウィーン共同】2011年3月の東京電力福島第1原発事故で海に放出された放射性セシウムのうち一部が北太平洋の西部を循環し、日本周辺の海域に戻ってきたとの調査結果を、福島大環境放射能研究所の青山道夫教授が2日までにウィーンの国際学会で発表した。

 事故後、いったん下がっていた海水中のセシウムの数値が事故以前よりも高くなり、最高で1立方メートル当たり2ベクレルを示していた。食品の基準値などに比べると大幅に低く、青山氏は「魚や人体には全く影響がない。ただ、セシウム137は半減期が長いので長期間、この程度の濃度が続くか上昇する可能性が高い」と説明している。

 青山氏によると、昨年11月から今年2月にかけて、汚染水流出の影響が強い福島県沿岸を除く北海道から沖縄県の海域71カ所で、海水を採取。一部の分析を終えた。

 半減期が30年のセシウム137は、鹿児島県・薩摩半島の南西沖で最高値の1立方メートル当たり2ベクレル、最低の鹿児島県奄美大島付近でも1・39ベクレルを検出。富山県沖が1・85ベクレル、四国沖は1・90ベクレルだった。

 いずれも過去の核実験が原因で第1原発事故直前に検出されていた1立方メートル当たり1ベクレル程度を除いた分が、事故で放出されたと分析した。


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