福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

直立不動半世紀、名前はまだない 国道305号の警察官人形

  • 2015年7月21日
  • 12:17
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア
  • 0
福井市国見小中の校門前に立つ警察官人形=福井市鮎川町
福井市国見小中の校門前に立つ警察官人形=福井市鮎川町

 越前海岸沿いの港町をつなぐ国道305号は、格好のドライブスポット。風光明媚(めいび)な景色を脇見したり、スピードを出しすぎたり―そんなドライバーに警告し続けて半世紀近く。福井市国見小中の校門前に置かれた警察官の人形は、きょうも子どもたちを見守り続ける。

 1968年ごろ、地元の交通安全団体が設置した。身長は台座を含め約2メートル。真っ青の制服を身に着け、直立不動の姿勢でドライバーににらみを利かす。同校の校門前の国道は、海岸線では数少ない直線。トンネル出口付近ということもあり、横断する歩行者が危険なため、等身大の目立つ人形を置いた。

 数年前、校門と道を挟んで反対側に場所を移し、昨秋にはお色直しのため“入院”。「直すか、撤去するか議論もあったが、子どもたちの安全を願う地元の人たちの思いが詰まっているから」と、国見地区自治会連合会の中村秀夫会長(71)は語る。

 「雨の日も風の日も、波が高い日も見守ってくれてありがとう」。6年生6人が、人形にお礼の言葉を掛けた。海沿いを走る同校のマラソンの折り返し地点に立ち、励まし続けてくれている。児童たちにとって、人形は地区のシンボル。ただ、名前はないという。「とりあえず、ヘルメットおじさんにしておこう」。6人が笑った。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース