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チェルノブイリ30年 ウクライナで追悼式

  • 2016年4月27日
  • 10:54
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26日、キエフの教会で営まれたチェルノブイリ原発事故30年の追悼式で祈る人たち(共同)
26日、キエフの教会で営まれたチェルノブイリ原発事故30年の追悼式で祈る人たち(共同)

 【チェルノブイリ共同】大気中に漏れ出した放射性物質による史上最悪の被害をもたらした旧ソ連・ウクライナのチェルノブイリ原発事故から30年となった26日、ポロシェンコ大統領や各国代表が出席する政府主催の追悼式典が、原発周辺の半径約30キロに設けられた立ち入り制限区域で開かれた。

 今も続く放射性物質の封じ込めと事故処理は、少なくともさらに数十年を要する。爆発した4号機に残留した核燃料の処理方法は決まっておらず、国際社会が協力しながら前例のない人災の処理に取り組むことになる。

 式典ではポロシェンコ氏が献花した。4号機の放射性物質拡散を防ぐための計画を進めてきた欧州復興開発銀行(EBRD)関係者が参列し、日本からは山田美樹外務政務官が出席した。

 5年前の式典にはロシアのメドベージェフ大統領(当時)が出席したが、2014年からのウクライナ危機で関係が悪化。ロシア政府幹部の出席は見送られたもようだ。

 原発事故の被害が大きかった隣国ベラルーシではルカシェンコ大統領が国内被災地を訪問。

 ソ連政府は放射性物質の拡散を防ぐため4号機をコンクリート製の「石棺」で急きょ覆ったが、老朽化が著しい。ウクライナ政府は日米欧などの支援を得ながら、耐用年数100年とされる巨大な金属製シェルターで石棺ごと密閉し解体する計画を進めている。

 26日未明(日本時間同朝)には首都キエフの教会で関係者らが犠牲者を追悼。事故で失った家族や友人らをしのび、二度と原発事故が起きないよう祈りをささげた。

 カリビナ・バスムロワさん(72)は「あの時感じた強いショックは変わらない」と述懐。東京電力福島第1原発事故の被災者を気遣い、チェルノブイリの経験を生かしてほしいと訴えた。



 チェルノブイリ原発事故 1986年4月26日、旧ソ連ウクライナのチェルノブイリ原発4号機が試験運転中に爆発、ベラルーシやロシア、欧州など広範囲が放射性物質で汚染された。消火に当たるなどした数十人が急性放射線障害で死亡。約33万人が移住させられた。原発周辺では甲状腺がん増加が指摘され、国際機関などは、がんなどによる死者を4千〜9千人と推定。事故の深刻度を示す国際尺度では東京電力福島第1原発事故と並ぶ最悪の「レベル7」。


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