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熊徹の赤い大太刀は結城秀康仕様 映画「バケモノの子」に登場

  • 2015年8月25日
  • 10:57
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結城秀康が普段差していたとされる無銘元重の拵=東京国立博物館
結城秀康が普段差していたとされる無銘元重の拵=東京国立博物館

 話題のアニメ映画「バケモノの子」に“秀康モデル”の大太刀―。主要キャラ・熊徹(くまてつ)が使う真っ赤な大太刀は、福井市ゆかりの2武将の太刀を参考にデザインされた。鞘(さや)は福井藩祖・結城秀康、柄(つか)は明智光秀のものと伝わる太刀を参考にしている。もととなった2振りの太刀はいずれも東京国立博物館所蔵。担当研究員は「刀装(刀剣の外装)には武士の生活や身分、好みが反映されている。映画をきっかけに本物の文化財にも興味をもってもらえれば」と話している。

 熊徹が使う太刀の参考にしたいと、映画制作サイドから相談された同館が、「アウトローな乱暴者」といった性格などから「豪快で派手な刀装」になるようモデルの太刀を提案した。

 鞘の参考は国の重要文化財「刀 無銘元重(むめいもとしげ)」の拵(こしらえ)(刀装)。秀康が普段差していたとされ、「朱漆打刀(しゅうるしうちがたな)」といわれる鞘は全体が朱塗りされている。「インパクトがあり安土桃山時代の華やかな文化の気風がよく示されている」(同館)。

 ただ「派手ながら品格がある」ために、熊徹の性格を出し切れないとして、柄の部分は「溜塗打刀(ためぬりうちがたな)(明智拵)」の柄糸をぐるぐる巻きにした素朴なデザインを参考にした。この刀は越前朝倉氏の5代義景に一時仕えた明智光秀か、その重臣光春のものと伝わる。

 「バケモノの子」は公開30日で動員300万人を突破する大ヒット中で、東宝広報担当者は「熊徹の大太刀は本編の中でも非常に重要なアイテム」と話す。同館の酒井元樹研究員は「刀装は武士の生活や身分、生きた時代、趣向が強く反映され、一部分だけでも物語の設定に生かすことができる奥深いもの。映画と合わせて、本物の文化財を楽しんでもらえれば」と話している。

 2振りの太刀は10月12日まで同博物館で公開する。また、映画「バケモノの子」は、県内では福井市の「テアトルサンク」や、「鯖江アレックスシネマ」「敦賀アレックスシネマ」で上映している。


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