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ロシア高速炉25年に商業化 国営企業幹部が方針

  • 2016年4月23日
  • 09:23
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発電を始めたロシアの高速炉の実証炉「BN800」(ロスアトム提供)
発電を始めたロシアの高速炉の実証炉「BN800」(ロスアトム提供)

 ロシアが、原発の使用済み核燃料を再処理して抽出したプルトニウムを燃やす「高速炉」の商業化を2025年に目指す方針であることが分かった。国営原子力企業ロスアトムの中国・日本国際ネットワーク(北京)のセルゲイ・デミン副代表が22日までに共同通信社のインタビューで明らかにした。

 デミン氏によると、ロシア西部のベロヤルスク原発にある高速炉の実証炉「BN800」が昨年12月に電力供給を始め、今年2月9日に初期テストが全て終わった。年内にフル出力で発電する一方、これを発展させた高速炉の開発を進め、25年の商業化を目指す。

 この原子炉はナトリウムを冷却材に用い、高速の中性子でプルトニウムの核反応を起こす。日本の高速増殖炉「もんじゅ」とは異なり、プルトニウムを増殖しない。デミン氏は「高速炉を使えば、原発から出る処分が難しい放射性廃棄物の減量にも貢献できる」と見込む。

 ロスアトムは、同社が輸出した原発から使用済み核燃料を引き取ることを海外の顧客に提案している。環境保護団体は「実証炉以降の高速炉の開発が順調に進まない場合、利用の見通しがないプルトニウムが増えることになる」と批判している。

 デミン氏は「高速炉技術で日本と協力する用意がある。原発の廃炉や放射性廃棄物の処分、東京電力福島第1原発の汚染水からトリチウムを分離する技術の開発でも協力を進めたい」と述べた。


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