福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

福島第1の凍土壁きょう凍結開始 規制委認可、効果には疑問視

  • 2016年3月31日
  • 08:10
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア0
  • 0
福島第1原発の凍土遮水壁
福島第1原発の凍土遮水壁

 東京電力は30日、福島第1原発の建屋への地下水流入を防ぎ汚染水増加を抑える対策「凍土遮水壁」で、建屋海側(東側)などの先行凍結を31日昼ごろに開始すると発表した。原子力規制委員会は実施計画を認可したが、田中俊一委員長は記者会見で「自然現象は思うようにはいかないと考えた方が良い」と効果に懐疑的な見方を示した。

 高木陽介経済産業副大臣はこの日、福島県いわき市で開かれた廃炉・汚染水に関する会議後、「汚染水対策の最後の大きなステップ。安全を最大限重視していく」と述べた。

 凍土壁は1〜4号機建屋の周囲約1・5キロの土壌を凍らせ地下水の流れを遮断するという世界的にも例のない大規模工事で、全体の凍結完了まで8カ月かかるとみている。

 東電は建屋海側の凍結を先行させ、山側(西側)を段階的に凍らせる方針で、工程を三つに分けている。規制委が認可したのは工程の第1段階で、海側全面と山側の大部分が対象。東電は残りの部分についても今後、実施計画を申請する。

 先行凍結を認めた規制委の会合で田中委員長は「建屋への流入水を減らすことが本質的な解決ではない。最終的には建屋の水を枯らす必要があり、今後の道筋に向けてデータを取ってほしい」と注文を付けた。

 凍土壁の建設には約350億円の国費が投入され、2014年6月に着工、先月設備工事が終わった。

 ■凍土遮水壁 東京電力福島第1原発の汚染水対策の柱とされる。1〜4号機の建屋周囲約1・5キロの地中に深さ約30メートルの凍結管を約1500本埋め込んで地盤を凍結させ、建屋への地下水流入を遮断して汚染水増加を抑制する。本来はトンネル工事などで地下水を一時的にせき止める際に使われる工法。2013年5月に茂木敏充経済産業相(当時)が東電に建設を指示した。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース